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【完結】北斗の拳 TS転生の章

 ※この作品は『北斗の拳』の二次創作です。

 完全なオリジナル作品ではありませんので、その点をご了承の上でこの作品を読んでください。よろしくお願いします。


 タイトル:【完結】北斗の拳 TS転生の章

 キャッチコピー:《ハーメルン》の作品のためなし。

 作者:多部キャノン様。

 URL:https://syosetu.org/novel/193692/


《あらすじ》

核戦争が勃発した一九九X年。

死の灰の脅威から逃れるため、たどり着いたシェルターがもたらした救いは、ただ二人のみ。


一人は、慈母星の象徴たる美しく気高き女性、ユリア。


…………そしてもう一人、その妹マコト。


前世の記憶と、今自分が生きる世界の知識────

哀しみに包まれるシェルターの中、全てを思い出したマコトは

己の存在がために、今このとき犠牲になったものを悟り……


この世界に、世紀末救世主は、いない。



────今は、まだ。



※挿絵について

本文との兼ね合いで、挿絵やいただいた画像は目次でなく四話に追加しています

あと一応三十三話にも


※2024/8/17

おまけ番外編含めて完全完結いたしました

現在はオリジナルの次回作を書いたり書かなかったりしています

https://syosetu.org/novel/354936/


《感想》

ユリア……姉さんの胸に抱かれながら、ここに至るまでの総てを思い出した自分……いや、私は、どうしようもない悔悟の念に潰されていた。


────どうして、思い出すのが今だったんだ。思い出すのがもっと前だったなら、一体どれほどこの事態への対策が取れたと思っているんだ。

────どうして、私がこんな所に居てしまっているんだ。今まさにこの瞬間、死の灰に蝕まれている人が、一体どれほどこの世界に必要な存在だと思っているんだ。


やがて時間が過ぎ、核の脅威が去ったとみて開け放たれるシェルター。


弾かれるように飛び出した私の目に入ったのは、無慈悲な白に染められた大地。

……そして、寄り添うように倒れ伏す二つの影。


私達はその様に全てを悟ると、幽鬼のごとき力ない足取りで駆け寄った。



「あ……あぁ……トキ、さん……ケンシロウ、さん……!」




「や……やぁ……」

「無事、か……二人、とも」




────どうして、この世界から、救世主は喪われなければならなかったんだ。



「──────────~~~~~~ッッッッ!!!!」



この世界を愛する今はもう名もなき一人の男として。

この世界に生きる一人の人間マコトとして。


その二人分の哀しみを受け、私は絶叫した。


 この小説を読んでいてもっとも印象に残ったシーンが上記の部分です。

 この物語の主人公マコト――彼女は自分という異物(いぶつ)が存在したことで本来(ほんらい)のこの世界の主人公ケンシロウが失われてしまったことに(なげ)き、(かな)しみながらも、だったら自身が北斗(ほくと)神拳(しんけん)継承(けいしょう)し、ケンシロウ(・・・・・)の代わりに(・・・・・)自身が愛した世界を守ると決意(けつい)した強い女性です。

 ですがケンシロウとトキに間違いを指摘(してき)され、ケンシロウの代わりではなく北斗の拳の世界を愛したマコトとして、大好きな世界を楽しみながら闘い抜くと心に決めます。


 ですが彼女はあくまでもか弱い女性、心技体(しんぎたい)の力ではラオウに勝てず、技術ではケンシロウに(おとる)る。

 だがしかし――最後の心の強さだけは二人以上のものを持っており、それを武器に世紀末(せいきまつ)世界の()()強豪(きょうごう)()(たお)し! 本来ならば失われてしまう運命にあったありとあらゆるものを(まも)(とお)し!! あのラオウにさえも勝って()せた!!! そんな彼女が私は大好きだ!!!!


  ただし、その道行は簡単ではなく一歩間違えれば何もかも(うし)ってしまう薄氷(はくひょう)舞踏(ぶとう)。どこまでも苦しく、困難(こんなん)な道を()()けたマコトの物語――ぜひとも一回読んでみてください。

 ……ちなみに別作者が書いたマコトが敗北(はいぼく)してしまうIFを(えが)いたR18な物語もあったりします。私はメチャクチャ興奮(こうふん)しました!! 最高にエッチだったぜ、マコトちゃん!!! 負けても可愛いね♪♪♪


 多部キャノン様――そしてラージミニオン様。とても素敵(すてき)な作品を紹介させていただきありがとうございました! あなた方の作品が大好きです!! これからも応援しています!!!

 感想としては大体だいたいこんな感じです、いつもよりもかなり長文になってしまいました(汗)

 この紹介文に点数をつけるのなら50点くらいですね(笑)

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