第7話 It's so serious!!!!!!!!!!!!!! But,this story happened the day before.
-エリシア SIDE-
「あっ!キキちゃん!久しぶり~」
そう言いながら少女に駆け寄るミサ。
「ミサ?この子知り合い?」
「うん!同じクラスのキキちゃん!」
「初めまして。バークの娘のキキて言いますねん」
「「む、娘さん!?」」
この国では、平民と貴族の身分さをなくす政策の一つとして、帝国学園というものが存在する。
ここでは様々な身分の人が学年ごとに何クラスかに分かれて学習をする。(今で言う小中高一貫の学校)
どうやらミサと彼女はそこで同じクラスになったらしい。
「また父がなんかやらかしたみたいで、ほんまに申し訳ありまへん。いつも変なものばっか作ってるもんで…。」
「全くです。危うく妹様に危害が加わるとこでした。」
明らかに機嫌が悪いメイド長
「まあまあ、とりあえず妹様は無事だったんだし…。」
「そうだよ。キキちゃんは何も関係ないんだし。」
「ほんまに申し訳ありまへん。父は起きたらウチがしばいときます…。」
「しばくんだ。」
そんなこんなで、体のほうは返却し、私たちは城へ戻った。
The story up to this point happened three days ago.
[It's so serious. But,this story happened the day before.]
-エリシア SIDE-
「お嬢様、少しよろしいでしょうか。」
「何?妙に深刻そうな顔ね。」
相当緊迫した表情で私に駆け寄る執事。
まさか、昨日の"アレ"についてか…?
「先日勃発したニトー国と革命軍との抗争ですが、先ほど革命軍によって国内が制圧されたようです…。」
「…。そう。かなりまずいわね」
ニトー国 我が国と同じ民主的な王政を行っていた隣国である。
うちの国とは結構有効な関係を結んでいた国だった。
そんなニトー国だが、先日革命軍が国内で侵攻を開始し、国民を無差別攻撃。
国の軍隊が進行を制圧するため出動した。というのが昨日の出来事だ。
その時は、さすがに軍が出たあたりすぐ制圧されるだろうと考え、国境の警戒を強化した程度だった。
が、
「軍がやられるってなかなかね…。執事、緊急会議よ。外交関連の長達に城へ緊急集合命令を」
「かしこまりました。」
-王宮会議場にて-
[ハーヌルン帝国王女 エリシア・アクレアーヌ]
「ただいまより、ニトー国制圧についての緊急会議を始めます。まず、ここまででわかっていることをお手元の資料にまとめたのでご覧ください。」
[ハーヌルン帝国外交大臣 デルタ・ガイソン]
「とりあえず、こうなった以上ニトー国との外交は直ちに遮断しなければなりませんね…。」
[ハーヌルン帝国軍隊長 ジャイアント・クァーナム]
「革命軍の目的は民主制からファシズムへの政治体制の改革か…。これ同じ王政である我が国への侵略がある可能性もあるんじゃないか?」
[ハーヌルン帝国軍副隊長 ノノア・サイラント]
「ど、どうしましょう…。あのニトー国の軍を突破したんですよ…?我が国の戦力で大丈夫なのでしょうか…?」
[ハーヌルン帝国特殊攻撃部隊長兼使用人長 マリア・スカーレット]
「いつ侵略が始まってもいいように、軍備・戦力を強化しましょう。先日の抗争を見る限り相手はかなりの武器や兵器を持っているようです。」
「ハーヌルン帝国サイバー・潜入部隊長 ジョージ・ニムエル」
「あれだけの武器を持っているとなると、どこかしら別国が関わっていそうな臭いがしますね。これは予想以上に深刻な事態かもしれません。」
[ハーヌルン帝国代理王女 ミサ・アクレアーヌ]
「現在新聞等のメディアによって国民の間でも不安が広がっています。デマなどが広まる可能性もありますし、何かコメントなども早めに出しといたほうがよさそうですね。」
この7人が集まるのはなかなかに久しい。
今までこんな緊急事態無かったもの。
ニトーが制圧された以上次の標的は確実に我が国
しっかりと対策を練らなければ…。
こうして会議は3時間近くに及んで行われた。
そんな会議も終盤に差し掛かった時
会議室に兵士がかなり慌てた様子で入ってきた。
「どうした!!何があった!!」
「緊急報告!ニトー国側の国境にて銃を持った男複数名が暴れているのを確認!隊長!!今すぐに出動命令を!!」
「噓でしょ!?つい数時間前まで抗争が続いていたのに、もう我が国への侵略を開始したの!?」
「早すぎる…。革命軍側の戦力も抗争で落ちているはずだが…。」
「全軍隊へ出動命令だ!!集団を制圧せよ!!」
この時私たちは知るよしもなかった。
この出来事が、のちに世界中を巻き込む大戦争へと発達するとは…。
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-??? SIDE-
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「おい、なんであの女王が生きている!!刺客を送り込んで殺させたはずだぞ!!」
「あの刺客に仕込んだカメラによる映像には、確かに首を落とした様子が映り込んでおります。」
「となると、影武者か!!!クソッ!!!またどこぞのヤク中を送り込んで殺させるか!!」
「次はもう少し強い奴でもいいんじゃないですかね?どうします?現在ニトーへの進行を進めておりますが」
「行かせろ。この進行でハーヌルンも大慌てだろう。」
「でも、このまま突撃してもやられる可能性があります。現在進行によって戦力も低下していますし、相手はあのハーヌルンです。一筋縄じゃ行かないでしょう。」
「俺にいい考えがある。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・みたいな感じで行くのはどうでしょう?」
「・・・作戦か。いいじゃないか。やってみるか。」
「まずは・・・・・で・・・・・を派遣・・・・」
「・・・・・殺・・・・・・」
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第一章 完