番外編1 sadistic☆hobby
※殺人表現があるため、グロが苦手な人はご注意ください。
例の事件から数か月後。
生首生活にも慣れ、最近はいつも通りの感じの生活に戻ってきた。
しかし!人間という生き物は、刺激がないと死んでしまうものである!(個人の感想です)
そんなわけで私は刺激に飢えていた。
だが、そんな腹の虫を静まり返させるイベントがある。
皆には内緒(城の人には基本ばれてる)の秘密の趣味。
それは「処刑観賞」である。
この国は表面上は平和だが、処刑の残酷さに関しては世界1だと思っている。
死刑囚の叫び声と表情。それを見るだけで気分がHIGHになる。
しかも最近は死刑の内容まで決めさせてもらえるんだから、最高以外の何物でもない。
そして今日が、その処刑の日!
しかも死刑者は、私の首をはねた男そのもの。
厳しい拷問の末、聞き出せそうな情報は大体聞けたらしい
さて、今日はどんなものが見れるのか…。
まず、男は床にあおむけではりつけにされる。
「最初は無難に、内臓見えるようにするために体を開いて。」
そう執行人に命令すると、メスを持ってきた。
メスで1本線を引く。その痕に沿って噴き出す血がとても美しい。
男は痛みに耐えているのか、まだ声を出さない。
ちぇっ。早く悶えて苦しめっつーの。
そうしているうちに最初にひいた線を軸に、皮膚が2つの長方形状に切り取られ、そしてはがされた。
脂肪か皮下組織のような白い膜が呼吸に合わせて膨縮している。
ちなみに、本来の人ならこの時点で虫の息にはなってるはずだが、そうなっては面白くない
そのため、なかなか意識を失わないようにとある薬を打ってある。
そうすれば、長い時間苦痛を与え、様々な痛め方ができる。
つぎに、肋骨をどうにかしたい。う~ん…。どうしよ?
しばらく考えていたが、今回のメインとなるとある痛め方を早く行いたいので、適当にハンマーかなんかで砕いておく。
思いっきり振りかぶったハンマーは、男の胸部に直撃し、肋骨を粉々に粉砕しながら胃にめり込む。
その瞬間だった。男の口から吐瀉物のような、血のような液体が口から噴水のようにあふれて噴き出した。
ついに男は痛みに耐えられず叫ぼうとするのだが、声を出すと胃のあたりに力が入り激痛が走る。
そのため、痛みの開放もできずに苦痛が体全身を駆け巡る。
「この表情…。あはっ♪興奮しちゃう♡」
何度も振り下ろされるハンマーの痛みに耐えるその表情を見て、私は史上最高のサディスティックを感じていた。
でも、お楽しみはこれから!
私は執行人にハンマーを止めるよう指示する。
すると執行人は、とある液体が入った瓶を持ってくる。
執行人はその液体を頭上に持ち上げ、ぐちゃぐちゃになった胃から腸まで、満遍なく上から注いだ。
その瞬間だった。男の体がビクンッ!と背骨が折れるレベルにまで跳ね上がり、激しく痙攣し始めた。
彼の体にかけられた液体。それは、
゛塩をたっぷりと溶かした硫酸゛だった。
彼の口からは今まで聞いたことのないような断末魔を上げ、血のあわを流し始める。
その時、今までじわじわとエリシアを染め上げていた快楽は、彼女の一線を越えた。
目の前の光景を前に彼女の脳の底から何とも言えない気持ちよさがゾワゾワッと全身を這い上がる。
気づけば声も出なくなり、極度の興奮で涙が出てくる
そしてその興奮に染まりあがった脳は、彼女の快楽に薬味を加えて行く。
中枢神経内のプログラムが書き換えられ、発生したエラーは彼女の前頭葉にバグを生じさせる。
今、彼女の眼には生気がなかった
薬物でラリッたやつらなんかよりもずっとHIGHで、快楽に溺れたものの顔そのものだった。
数分後、全身硫酸まみれの男の体は皮膚というものがほぼなくなり、肉のいたるところで炭酸のように泡が湧き、
身体を時々ぴくぴくと痙攣させることしかできないまでに衰弱していた。
すると、執行人は辛うじて人とわかるそれの頭をつかみ、そのまま部屋の奥へ運んでいった。
多分あいつはこの後粉々にでもされ、肥料として再利用されるのだろう。
そんなわけで、私を殺した男の処刑は、これにて完了した。
次の玩具は、どんな方法で私を楽しませてくれるのだろう。
この度はお読みくださりありがとうございます!
↓X(旧TWITTER)にて、作中の裏話を公開しているので、ぜひそちらもご覧ください!
https://twitter.com/tapioka_4310/status/1785326862803325387
面白ければ、ブックマークや評価、ご感想お待ちしております。
次回もお楽しみください!