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兎の姫様  やっぱりあの方?

 僕は、執事っぽい兎の方に、抱き抱えられて姫様の元へ運ばれていった。


「姫様、大変お待たせしました。こちらが姫様がお望みになった兎です」


赤い絨毯が敷かれている献上台の上にそっと置かれた。先程僕が目を覚ました場所とは違いここは、人工的な建造物である様だ。


 大理石のホールであり、奥の王座には、一人の女性が座っていた。何百匹のウサギが入口からの通路の両側を規則正しく整列して並んでいる。


ははへ大理石のホールであり、奥の王座には、一人の女性が座っていた。何百匹のウサギが入口からの通路の両側を規則正しく整列して並んでいる。大理石のホールであり、奥の王座には、一人の女性が座っていた。何百匹のウサギが入口からの通路の両側を規則正しく整列して並んでいる。


「はじめまして、神兎颯です。」


「神兎よ。よくぞ妾の元へ来てくれた。妾は月神げっしん 輝夜かぐや礼をいいます。いきなりこちらに来てさぞ驚かれているでしょう。妾が直接説明しましょう。」


 こくんと頷く。


「かぐや様、私は確か、日本で女性を助け様として、車の前に飛び出した辺りまで覚えているのですが…、.」


「はい、その度は妾の娘を助けて頂いてありがとうございます。」


んっ、娘さん?と言うことはここは日本の洞窟か何か

かな?えっでも、普通に話聞いててたけど、輝夜様は、人間で、執事の兎さんと僕と普通に話しをしていることに???


「神兎よ。不思議な顔をしておるな。まずは、ここは地球ではないぞ。月だ。其方は、妾の娘を助けた後、亡くなってしまったのじゃ。誠に申し訳ない。此の度はそれのお詫びもかねて、妾の権限で地球の神に連絡して、月に転生させてもらったのじゃ。なにぶん月には兎以外の生命体がおらんでな。その姿、月兎に転生してもらったと言う訳じゃ。」


「えっ、ここは月何ですか。でも月って、洞窟のない、クレーターが広がる砂漠だったと思うし、ロケットで何度も月には行っている筈ですが、生命体がいると言う話は聞いたことがありません。まさか、火星などにいるエイリアンとかですか?それに僕死んじゃったんですか。」


人間ならガックリと肩を下ろすとこだけど、そのままうずくまっている。


 あーもー何なんだよ。せっかく千尋ちゃんに告白して、幸せな絶頂だったのに。これからが幸せな時だったのに………。でも、輝夜様の娘さんの命が助けられたのなら、いいのかな。千尋ちゃんには申し訳ないな。せっかく付き合ったのに、彼氏が1日たたずに亡くなるなんて、とてつもない喪失感になってる筈だ。


 僕のことは気にせずに、次の恋と巡りあって幸せになって欲しい。

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