バナナうんちがいっぱい出たよ!
かずえ先生は、タケくんのいるトイレのところへいきました。そこには、かわいいえがおで立っているタケくんのすがたがありました。
「タケくん、うんち出たのね」
「うん! バナナうんちがいっぱい出たよ!」
タケくんは、かずえ先生にトイレの中を見せました。そこには、出たばかりのバナナうんちが3つもならんでいます。
「わあ~っ! げんきなバナナうんちだね」
かずえ先生がタケくんのうんちを見ていると、タケくんがかずえ先生のそばでうんちのうたをうたい出しました。
「バナナうんちのうた、上手にうたうことができたね」
「てへへ」
「うんちがおわったら、すぐにおしりをふいて水をながそうね」
タケくんは、トイレットペーパーでおしりをきれいにふいています。そして、トイレの水をながしながらバナナうんちとのおわかれをしました。
「バナナうんち、バイバ~イ!」
パンツとたいそうズボンをはいたタケくんは、手をあらってからふたたびろうかへ出ました。すると、パパのこえがタケくんの耳に入ってきました。
「パパ! パパ!」
「タケくん、おそくなってごめんね」
タケくんは、くつをはきながらパパにさっきのできごとをつたえようとげんきなこえを出しています。
「さっきねえ、トイレでバナナうんちが3つも出た!」
「おっ! げんきなうんちがたくさん出たのか! すごいなあ」
パパは、タケくんがげんきであることをあらためてかんしんしています。
かずえ先生は、じぶんがあずかっていたぞうさんのぬいぐるみをタケくんに手わたしました。タケくんは、ぬいぐるみをだいじそうにかかえています。
「先生、バイバ~イ」
「タケくん、またあしたね」
タケくんは、かずえ先生に手をふりながらパパといっしょにかえりました。