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トイレでうんちのうた

　トイレにすわったタケくんは、目のまえにいるぞうさんのえをじっと見ています。

「ぞうさん、これからうんちするからね」

　大すきなぞうさんに見まもられるように、タケくんはみんなといっしょにおぼえたうたをうたいはじめました。

「なんでもなんでもたべて、うん、うん、う～ん！」

　タケくんは、かわいいこえでうたいながらおなかに力を入れながらふんばっています。

「げんきなげんきなうんち、うん、うん、う～ん！」

「バナナのバナナのうんち、うん、うん、う～ん！」

「うん、うん、う～ん！　出た出たバナナのうんち」

　バナナうんちのうたをうたっているうちに、いよいよさいごのひとふんばりとなってきました。タケくんは、うんちをしようとなんどもふんばりつづけています。

「先生、うんちいっぱい出たよ！」

　タケくんはうんちをおえてすっきりすると、げんきなこえでかずえ先生をすぐによびました。