タケくんとかずえ先生
ある日の夕がた、タケくんはほいくえんでパパがむかえにくるのをまっていました。タケくんは、タンクトップのたいそうふくとたいそうズボンをみにつけています。
ほかのおともだちは、むかえにきたパパやママにつれられてかえっていきます。タケくんは、大すきなぞうさんをだいじにだきかかえてながらじっと外ばかりを見ています。
このようすに、きょうしつから出てきたかずえ先生がしんぱいになってタケくんにこえをかけました。
「タケくん、いつもパパがむかえにくるのかな?」
「うん……」
「それじゃあ、パパがくるまでいっしょにテレビを見ようかな」
タケくんは、かずえ先生といっしょにきょうしつのほうへいこうとろうかをあるいています。すると、タケくんはとちゅうでしゃがみこんだままうごこうとはしません。
かずえ先生は、タケくんがくるしそうなようすが気になったのですぐにはなしかけました。
「タケくん、どうしたのかな?」
「う、うん……」
「もしかして、うんち?」
「うんち!」
タケくんは、おやつでやきイモをたべたことをおもい出しました。かずえ先生は、タケくんをいそいでトイレまでつれていくことにしました。