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聴覚障害者の日常  酷暑編

作者: ぷかぷか

 平成30年の夏は連日35度以上で、携帯に熱中症警報が毎日届いている。

 アタシと2号は家族の中では暑さには強くて、エアコンが苦手だった。残り3人の家族は暑がりでエアコンがないと寝られない。ダーと結婚してから夏は私は布団を被りダーと寝ていたのだが、暑くて耐えられないときは夜だけ家庭内別居のように別々に寝ていた。

 そんな感じだったのに、今年の夏は、さすがに私も暑くてエアコンをつけたり消したりするようになった。エアコンの時は窓は締め切るけれど、つけていないときは窓全開にする。

 今年の夏は2号は朝がはやくビックリしたら、「セミがうるさいから」

 なるほどなるほどと納得していた。

 今度は自分の部屋の窓を締め切ってしまい、またまたビックリしたら、

「セミの声でよけい暑苦しくてイライラするから」

はぁ……なるほど。セミは明るくなってからうるさくなるのも2号の話で知った。

「当たり前でしょ」って言われたけど、いや、知らんし。秋の虫は夜鳴くんちゃうの?

聞こえないと、いつ鳴いてるかというのもしらないんですよ。ヒグラシというセミだけ別、というのも子供たちに教えてもらった。夏の終わりに物悲しげに鳴くのだそうな。

 ところで、アタシは補聴器つけても、セミの声、聞こえません。

だから、全開、平気。

蝉時雨がよけい暑苦しくなるとか、風鈴で涼しさを感じるとか、そういうことがない。今日も朝から全開にして、子供たちを不愉快にさせてます。

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