幼稚園児の怒り
これは・・・これは一体どうゆうことなの?!
「あ、きりちゃーんおかえり〜」
どうして我が家に
「こんにちは、きりちゃん」
ロリコンドMナルシスト桐矢がいるのおおおおおおお?!?!
「な、な、な」
「紹介しますね、我が愚弟桐矢です」
「姉さん紹介なんて不必要だよ、俺たちの愛はそんな次元じゃないんだから」
まさか、美保さんの弟が・・・このあたしを弄んだあげく小馬鹿にし、股間を蹴られて目覚めた自称素敵王子様気取りの変態桐矢だなんて!!!
どうゆうこと?!これは誰の陰謀なの!!!
「くぉるあああ!!お前生言ってんじゃねえよおおお!!!」
「兄さん、あまり大声出してると迷惑になりますよ。というか迷惑です。むしろ消えてください」
「桐矢、そうしたら自動的にあなたも抹消されるわよ?」
「俺はきりちゃんを置いていけないよ、丁重にお断りする」
「どさくさに粉れて兄さんとか呼ぶなあああ!!!つーかお前らはどうやって入ってきやがったあああああ!!!!!」
神は・・・この世にはいないのね。
所詮人間が作り出した妄想なのよ、虚言なのよ、幻想なのよ、革命家の思い違いなのよ、フランシスコは阿呆なのよ。
何もかも仕組まれてんのよ!!!
誰が?!いつ?!どこで?!見たってのよ!連れてきなさいよ!
もしいるってのなら私が成敗してやるわ!!!
「きりちゃん、結婚式は教会でいいよね?あ、神前もいいけどやっぱりドレスが映えるよね〜」
「当たり前だろう!きりは何だって着こなす!そりゃあドレスでも白無垢でもどんとこいだ!」
「じゃあ私は白無垢で」
「何言ってんの?!お前は一生赤の他人だし白無垢なんて着たら真っ黒になるぞ!!」
「姉さん、兄さんは純粋な白より情熱の赤が好みらしいよ」
「あら、2日前までは白が好きだって情報が入ってたのに」
「情報?!まだやってんの?!いい加滅法的手段にでるよ?!」
「照れないでください、ちゃんと真っ赤なドレスを着てあげますから」
「どうしてそんな上から目線なんだ?!」
「きりちゃんはマーメイドタイプが色っぽくてたまんないなー踏まれたい」
なんでこんなことになってしまったのかしら。
どうしてここには変態しか集まらないのかしら。
いつになったらあたしは安らげるのかしら。
「静粛にいいいいいいいい!!!!!」
この殺意は誰に止められるかしら。
「少しは黙りなさい!!!さっきから聞いてればそれぞれ好き放題!あんたたちは人様の平穏な暮らしを、いや日本の、世界の平和を脅かして!結婚?!女子の結婚は16歳以上と法的に決まっている!だいたい誰がそんな変態と結婚するなんて言った?!変態はお兄ちゃんで十分よ!むしろ手に余る!ていうかもっと遠慮しなさい!親しき仲にも礼儀あり!これ基本!それぞれの座右の銘にでもしておきなさい!今後一切人に迷惑をかけるのはやめなさい!あたしのために!地球のために!宇宙のために!未来の子どもにくだらない歴史を残すのは今生きているあたしが恥ずかしい!大人として責任ある行動をとって社会に尽くしなさい!いい?!わかったわね!これ以上やるってんなら受けてたつわよ!でもその時は覚悟することね!今の85倍は喋るわよ!!!」
「え、あ、きりちゃ」
「意義を唱える者は?!」
「いません!」
「同じく!」
「右に同じ!」
「よろしい!それでは以上!解散!」
「イエッサー!!!」
ようやくみんな散っていったわ。
あたしの殺意もかなり納まってきたし・・・よくやったわ、本当。
若干美保さんの顔色が悪くて兄貴が液体にまみれてて桐矢は頬を赤らめていたけど問題ないわよね。
幼稚園児も怒ってみるもんね。




