表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

死の間際にて、

作者: ねこさま

なんか気付いたら書き上げてました(´・ω・`)

物語のスタートに使えるかなぁと思ったんですが、物凄くダークな物語が出来そうなのでやめておきました。

 ――死んだ。


 死の間際、俺の瞳には今まで歩んできた最悪の道が映る。走馬燈というやつなのだろう。

 幸せだった日々、友人からのいじめ、引き籠り続けた俺、見たくもない思い出たちが次々と浮かんでくる。


 ――やめろ。そんなもの見たくもない。


 声にならない声で叫ぶ。

 そんな俺の願いも空しく、走馬燈は進んでいく。


 ――やめろ。やめてくれ。


 そして、最後に尤も思い出したくなかった。ずっと蓋をしていたはずの記憶が呼び起こされる。


『ただいま~』

 帰宅した当時小学生だった俺の声に、両親からの返事がないことを不審に感じリビングに向かって歩いていく。


 ――行くな!行くな!行くなっ!!


 ゆっくりと進む廊下は静かで不気味だった。

 突き当りの角を曲がったところで感じた、足が濡れた感触。

 どろりとした何かが足に当たる。

『おかあ……さん? お……とう……さん?』

 ゆっくりと下げられた視界に移ったのは、母だったものであった。

 その隣には父だったものが転がっている。


 ――うあああああぁぁっ。やめろぉぉ!!


 そう、二人の生首が転がっていたのだ。


 その顔は、笑っていた。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ダークな物語の始まり以外の展開。 なろうお得意の……。 「遅かったな」 「待ってたのよ」 「父ちゃん。母ちゃん」 親子3人転生物語の始まりです。ってのも出来ますよ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ