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091.アサミのアーマースーツ(9)アサミの変身

 裸になってしまったアサミは焦っていたが、シフォンヌは冷静だった。この時のアサミは自分の裸についている大きなネコの尻尾があるのを見て、まだネコなんだなあと考えてしまった。すると、その尻尾にブレスネットのようなワッカがついていた。


 「その尻尾についているワッカだけど、そこにキュリットロスの甲冑が収納されているんだ。だから、甲冑姿になりたい時にはそこに念じれば完了するから」


 シフォンヌに言われたと通りにアサミが念じると、一瞬身体が光った後に再び甲冑姿に戻ったが、今度の自分の姿に驚いてしまった。まるでロボットのような姿になっていたからだ。


 「おばさん、これっていったいなんなんですか? わたし機械になったみたいな気がしますわよ!」


 「なあに、心配しなさんな。それは甲冑モードのひとつじゃよ。最も機密性が高く防御性能も攻撃能力も最高水準だけど・・・まあ、女らしくはないな。とりあえずさっきのように変身を解除してからもう一度変身してみて」


 アサミは言われた通りに変身を解除してもう一度変身してみたら、驚くような姿になった。まるでビキニでもしているような姿になったからだ。そう、いわゆるビキニアーマーだった。


 「これってなによ! これから海水浴にでも行く格好なの?」


 「なあに、それが最高に能力を発揮できるモードだよ。その姿で剣舞すれば最も機動力を発揮するし。まあ相手は油断するだろうし。わしも若いとき一番のお気に入りだったんだよ、そのモードが。いま外にいるヴァリおじさんなんかは喜んでいたよ」


 まさか最高に能力を発揮できるモードがビキニアーマーだと知って、どんな世界なんだろうかここはと、戸惑うアサミであった。

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