表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/313

090.アサミのアーマースーツ(8)アサミの女戦士姿

 キュリットロスを名乗るスーツで身を固めたアサミは身体の中から不思議と力が漲ってくるのを感じていた。これが魔道士の力というものなのだろうかと思っていた。


 「おばさん、このスーツってどんな特徴があるの?」

 アサミはシフォンヌの目の前で手足をストレッチしながら聞いていた。彼女が前の正当な着用者だったからだ。


 「その衣装スーツだが、基本的にはマスターとしてキュリットロスが認めた娘にしか着用する事ができない。マスターとして認めた娘には最大限協力する機能がある。

 また、着用している間でも必要に応じて姿形を変えることが出来るし、また瞬時に着脱できるのだよ」


 瞬時に着脱と聞いてアサミはそれって変身するかのように出来るというのだろうかと思っていた。それではまるで魔法みたいじゃないのかしらんと・・・


 「瞬時にといわれますが、どんなふうになるのですか?」


 するとシフォンヌは大きく曲がった腰をようやく動かすかのような雰囲気でアサミの横に立った。


 「いいかな? まず左手に右手をこんな風に重ねる。そして念じるのだ、汝お休みくださいって。そうすれば変化が起きるのさ」


 アサミは言われたようにポーズをすると、全身が光輝いてしまったと思った瞬間着ていた甲冑が消えていた。そのとき、ちょっとした騒動が起きていた。また裸になってしまったからだ。


 「一体、どうなってしまったのよ?」


 「なあに心配いらないよ。また着用すればいいことよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ