表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/313

087.アサミのアーマースーツ(6)胴衣の圧迫

 シフォンヌは裸になったアサミにアーマーのインナーといえる胴衣を手渡して、このアーマーの由来を言い聞かせていた。


 「このアーマーは亡き赤龍帝がわしに下賜していただいたものだが、元々は帝室に伝わっていた魔法の衣装を魔道士用に改造したもんじゃよ。

 これはな、破局戦争から五十年が経過した時に当時魔法を使っていたとされる今は滅びた部族が使っていた戦闘服で、それ自体に自我を持たせたものだ。その自我が助けてくれる事で、着た者の能力を引き出すというものじゃよ」


 「おばさん、そういうことはこの衣装がサポートしてくれるわけなのですか?」

 アサミは裸のままで床に広げられたアーマーをひとつひとつ確認していた。そういえばタクヤには自分の裸を見せた事がないのに不思議な事だとおもっったが、相手が老人なんだからだろうと納得していた。


 「サポート? どっちかといえば相棒であり師弟といったほうが正しいかもしれないな。この胴衣が自我の源だけど、いろいろと役に立つからな。まあ着たらわかるさ」


 一体何のことなんか見当も付かなかったけどアサミはとりあえず着てみることにした。その胴衣はどちらかといえば身体を圧迫するようなもので、着るのが難しいものだった。これってなんとかの競泳水着みたいなんて、思いながら四苦八苦して着た。


 アサミが着たところでいつの間にかシフォンヌが用意した姿見でその衣装を見たら少し恥ずかしくなった。それはなんかのファンタジー世界に出てくるようなセクシーな趣のある胸元がバックリと露になったようなセクシーさを醸し出していたからだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ