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044.エンジェルの雑談(1)
惑星ガルアは環境は地球に酷似していたけど、サイズが地球の二倍近くあり、その分重力も強めだった。そのためかアサミもタクヤもある程度体力が強化されていたようだ。
二人がまどろんでいる間、アウグスティン・アルミレージェとイリスの二人のエンジェルが相談していた。
「それにしても二人にそっちの世界で生じたバグを除去してもらうだなんて話、すこしムシがよすぎないか?」
アウグスティン・アルミレージェはそういいながら、自分の肌のケアをしていた。どうもナルシストのような性分だったようだ。
「しっているでしょ、あなたも。バグは発生した世界出身の魂でしか浄化できないことを。今回は相当無理をしたので完全に出来なかったのよ。それで追放措置を取ったのだけど、誤ってそちらの世界に送り込んでしまったわけなの」
「それにしてもイリスさんとやら。そちらの地球とやらを管轄している部署は結構ミスが多かったんだね。後処理をこっちに振ってくるのだから」
「それは言わないで頂戴! あんまり多かったので創造神陛下にお叱りを一同受けていたのよ! まあゲームオーバーにならなかっただけでもましかもしれないけど」
そういって、イリスは休んでいる二人を見ていた。




