表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元ホームレス・タクヤとネコ耳娘アサミ魔道伝!  作者: ジャン・幸田
第一四章 ”死の女神”の残滓
249/313

249.白い闇!

 アサミは全身に痛みとだるさを感じながら起きようとしていた。わたしってどうなったんだろう? そうだ、タクヤとメイファンさんと一緒に”死の女神の間”に入ろうとしていたんだ。それにしても、私がピンチになったときにアドバイスをくれるキュリットロスさんはずっと沈黙したままだ・・・


 「そうだった、キュリットロスさんは瘴気があまり強い土地に長居するとずっと眠ったままになるといっていたわね。魂が活動しようとすると天界に帰ってしまいそうになると。だから忌の海に来てから一切活動しなかったわけね」


 アサミは目を開けた時にそう言葉を発した。すると、今回のミッションでは私は何にも変身することが出来ないことに気が付いた。って、ことは今のわたしはただのネコ耳娘なんだ!少しアサミが動揺していたら、目の前でタクヤが起き上がっていた。タクヤも同じように身体が重そうだった。


 「アサミ、大丈夫か? メイファンさんがいないけど、ここはどこか?」


 二人が周囲を見渡すとそこは「白い闇」とでも表現するしかないような。真っ白い空間だった。そこは距離感もわからないが、どこまでも白い天と地が続いているかのようにみあた。


 「まさか、あの世ではないよね?」


 「あの世ではないとは思うよ。わたし、一度死んだけど少なくともこんな世界には行っていないと思うよ。って、いっても生まれる前の世界も死んだ後の世界も覚えているわけないけどね」


 アサミはおかしなことを言ったもんだと後悔したけど、もしかするとここが”死の女神の間”なのかもしれないとおもった。すると、この空間のどこかに死の女神の躯が転がっているかもしれないということになる。


 「アサミ、あまり気が進まないけど死の女神を探しに行こう! もしかすると、ティアラの近くまで行くと外に押し戻されるかもしれないから」


 取りあえず、二人は白い闇をあてもなく彷徨う事を覚悟で行く事にした。死の女神に会いに行くために。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ