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元ホームレス・タクヤとネコ耳娘アサミ魔道伝!  作者: ジャン・幸田
第一三章 幻の金色の人魚を探しに
217/313

217.後片付けをしたら

 一連の出来事により、サンミュアッツは壊滅的なダメージを受けていた。町中で陥没が発生し、多くの家屋が穴に飲み込まれていて、各地から派遣されてきたギルドの部隊はなれない災害復旧作業を行っていた。


 一連の事件の死者がヴァークロウ・ラヴェルス班のサクロスと他二人で済んだのは不幸中の幸いだった。しかし、インヴァラ公国が被った損害は国家規模と比較すれば破産確実なものだった。特にダンジョンは元の状況が分からないという事もあるが、債券不可能な破壊状況だった。


 結局、魔導士の研修でフィルビー班四人は「条件付き」合格となった。本当はダンジョンの中で問題なく行動してエヴァ。エリの手がかりを見つければよかったが、「想定外」の事態でダンジョンは破壊するわその上にあった町は壊滅するわ散々たる結果になった。なお、ヴァークロウ・ラヴェルスも同じように「条件付き」合格になった。


  魔導士に登録される条件としてギルドが課したのは、サンミュアッツ市の復旧作業の手伝いだった。負傷したルンファ以外は中心部にあった中央市場の後片付けをしていた。もっともそこはアサミが破壊したところであったが。


 「アサミ、大丈夫かそんなに重たいものをもって! いけなかったらフィルビーさんに任せたら?」


 「平気よ! だってここは私が壊したんだからこれくらいの事をしないと!」


 アサミは崩壊した市場の倉庫の石材を荷台に運んでいた。作業には戻ってきた市民も参加していたがそこにはエリン公も参加していた。そうできるのも復旧事業は全てギルドが行う事になったからだ。


 「ところでエヴァ・エリはどうしています? なんか凄く疲れていたようだけど」


 「あの子か? 大丈夫よいつものように昼寝していたから。でも、相当こたえたようよ。精神的に。だって、あんなにつらそうなあの子の目をみたことないから。


 取りあえずエヴァ・エリは元通りというわけにはいかなかった。彼女からすればこの国が荒れ果ててしまったのがつらいのかもしれなかった。


 「もう、この国も終わりだと思ったよ。だって、こんなに穴ぼこだらけになったじゃないの。それにしても地下のダンジョンが恐ろしい兵器工場になっていたとは知らなかったわ。下手するとそれだけでギルドの直轄領にされかねなかったわ。

 でも、復旧費用は年賦だしどうなるだろうと思ったけどよかったわ」


エリン公は少し安堵した表情であったが、復興は諦め隣接地に新しい街を作ることになりそうだった。

復旧作業の手伝いを何日かした後、メイファンからアサミとタクヤはある指示を受けた。


 「あなたたち二人はこれから私と一緒に人魚の事件を解決に行きましょう! 詳しくは現地に行ってから説明するわ!」

 二人とも何のことか意味が分からなかった。

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