表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元ホームレス・タクヤとネコ耳娘アサミ魔道伝!  作者: ジャン・幸田
第一二章 ダンジョンの中で待つモノとは?
178/313

178.探し物はネコ?

 ファビューは大きな声を出したが、無理もなかった。そのエヴァ・エリというネコのようなものはインヴァラ公エリンとほぼ同じ高さがあった。そして胴体は・・・巨大でモコモコの白い毛皮を纏っていた。


 その絵をアサミが見たとき思い出したのはアリスだった。まだ永川亜佐美だったころ、家で飼っていたタクヤが保護したネコだ。保護した時にはか弱く小さなヌイグルミのようだったが、長じてインフレーションを起こしたかのように体重が増え、長毛種だったこともあり、ブクブクした巨大なモップのようになっていたが、ここで似たネコにお目にかかるとは思っていなかった。


 「エヴァ・エリはこのインヴァラ公国の守り神とされる聖獣ですわ。でも食費がかさんでしまって・・・うちの家計は火の車で。それはともかく、十日前からこの政府庁舎のわきにあるダンジョンに迷い込んでしまって、それで探索を魔導士ギルドに依頼したら、あなたたちが来たわけなのよ」


 どうもインヴァラ公エリン閣下は、格安で依頼したようだった。だから新人の魔導士が派遣されたのだと思ったが、疑問があった。なんで戦闘系の魔導士がこんなところに来なければならないのかと!


 「閣下、我々が派遣されたという事はそのネコ・・・いや聖獣が迷い込んだ先は普通の人間じゃ負えないという事ですか?」


 「よくわかったわね! うちのダンジョンはいろんな魑魅魍魎の類が放たれているのよ。それらは結界があるので地上に出てくることはないし、用事もないので入ることはないわ。

 でも、十日前に聖獣飼育員が祭りでお酒をしこたま飲んで眠っていた時に、間違ってダンジョンのカギを開けたままにしていたら、あの子ったら入ってしまって、行方不明になったのよ。

 それで、探そうとしたんだけど、うちの国の者でダンジョンに入ってもいいというのはいないし、バウンティ・ハンター魔導士を雇うお金もないので、魔導士ギルドの出資国特典サービスを使ったのよ」


 一行は、何があるのか分からないけど、ドンでもないものがありそうなダンジョンで巨大なネコを探せということらしかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ