157.アサミの尻尾
ルンファはアサミの迷惑を省みずこともなく、胸をモミモミとしていた。アサミは変な気分になっていた。
「やめてよルンファさん! わたしの胸は揉まれるものじゃないのよ!」
アサミがそういっても、しばえらくしてからルンファはやめてくれた。でも、それはアサミが言ったからではなかった。
「アサミ、この尻尾にあるものはなに?」
それはキュリットロスの胴衣が変化したものだった。普段の装着していない時には、リボンの結び目のようになっているが、今は入浴中なのでリンクのようになっていた。
「これはキュリットロスの胴衣が収められているのよ」
「キュリットロスの胴衣といえば、あの有名な魔導士シフォンヌが持っていたものじゃないのよ」
「そうだけど。あなたシフォンヌさんのことを知っているの」
「ええ、ちょっと前に引退するまでものすごい経験を積んだ魔導士だって。たしかキュリットロスの胴衣は赤龍帝の持ち物だったって聞いたわよ。なんかものすごい能力はあるのだと」
そういって、今度はルンファはアサミの尻尾のリンクを触り始めた。その時、アサミの脳裏にキュリットロスの言葉が聞こえてきた。
「この娘のために装着してみなさい!」




