表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元ホームレス・タクヤとネコ耳娘アサミ魔道伝!  作者: ジャン・幸田
第八章 ふたりの夢の中の啓示
108/313

108.アサミの寝姿

 魔道士の男女のカップルがチームを組んでいるのは、珍しくないので要塞馬車で移動する時に覗き見る機会は何度もあったので、夜の寝姿を見ていればチームの内情が分かるのが面白いのでヴァリラディスは出歯亀(この世界ではサンクルスの穴と呼ばれているが由来は別の機会)を止められなかった。


 仕事では仲が悪くても夜はラブラブだったり、その反対に夜はビジネス・パートナーだからと何もしない魔道士カップルもいて楽しんでいた。だからアサミとタクヤはどうかと思ってみていた。別の世界(どういった世界なのかは聞いていない)から来たというから習慣が違うのではないかと知りたかったからだ。


 そんなヴァリラディスが見たのは、タクヤの胸の上に寄りかかって寝ているアサミだったが、その姿がネコがこおりを作っているように見えたのだ。

 アサミの腕はタクヤの胸の上に置かれていたけど、身体は「ネコのように」丸まっていたのだ。タクヤもそれには満足のようで気持ち良さそうに眠っていた。


 「おやおや、あんなふうに胸の上に体重をかけられて眠っられたら苦しくないのかね? それにしてもあれじゃ飼い主に従順で忠実なネコだね」


 そういうとヴァリラディスは昔飼っていたネコの事を思い出していた。この世界のネコは飼い主の忠実な部下のように付き従うことが大多数で、飼っていたネコは彼に従っていた。

 そのため子供のいない夫婦の間では実の子供のように扱っていたけど、あんまり夫の方ばかりに付き従うので妻の方が嫉妬していたほどだった。


 「アサミさんってネコ耳娘だけど、あれじゃあ飼いネコそのものじゃないのかね。本当にいいことだけど、いまどんな夢に落ちているのだろうか?」

 ヴァリラディスはそう小声でいうと覗き窓を閉じた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ