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奪われた者の末路

登場人物

・田中 ―中略― 輝彦(視点主)

・マモン(自称)

「ふっ、お前の物だったこのスキルはこのマモンが有効に使ってやる。」

「返せ…それは俺のスキルだ…」

「貴様はもう死ぬんだ、それに俺のスキルは一方通行でな、奪えても返せないんだ。

 返す気はさらさらないがな!」

 なんでこんな所で死にそうになっているのだろうか?

 いまさらながら俺は思った。


 3年の冒険者生活で死にそうなことなんて数多くあった。

 殺されそうになっている相手が移転者だからだろうか…


 3年前、高校受験に失敗し、フリーターとして多忙な毎日を送っていた時。

 俺は魔術師によって召喚された。

 翻訳の腕輪をつけられ、我に従えと言う呪文から危険を感じ取り逃げ出した俺は、やはりあったファンタジー職業の冒険者として身を立てた。


 受付の人に魔力が無限で叫ばれたり、魔力1を生命力1に変換する魔力転身や、身体強化と言う魔力で肉体を強化できるチートなスキルを持っていたり、街にドラゴンが攻めてきて剣一本持って一人で立ち向かったこともあった。

 他にもいろいろあったような気がするが記憶違いだろう。


 まあいい、結局俺はスキルを奪われ瀕死になっているわけだ。

 そう言えば誰かにスキルは魂の力で、魂の一部だと教わったな。

 辛いわけだ…あれ?スキルってなんダッケ?俺ハドウナるんダッケ?アレ?オレッテナンダ?

続く

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