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人間をやめた転生ライフ  作者: 暁のネコ
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第8話

初の別目線‼

遼サイド


「うぅ」

「あっ、目が覚めましたか?」


声がした方を見ると、神官みたいな服を着て金髪の縦ロールの髪型をした胸が残念な女がいた。


「はじめまして。わたくしは世界神アリーシェと申します」

「一条 遼だ。ここはいったいどこだ?」

「ここは私の作った空間です」

「そうか」

「遼さん、申し訳ありません。貴方は朝日さんの勇者召喚に巻き込まれて死んでしまいました」


何か、ケータイ小説のような展開だ。


「そのため貴方には召喚した世界エリスに転生していただきます」

「それはいいんだが、巻き込まれたのはもう1人いた。そいつはなぜいない?」


世界神一瞬むっと顔を歪めだが、すぐに戻し、


「後程、転生させる予定です」


絶対、嘘だな。

紅葉は大丈夫だろうか。

まぁ、あいつは妙に運がいいから今頃どこかの神に拾われてるだろう。

「あの遼さんにお願いしたいことがあるのですが…」

「うん? 願いしたいこととは?」

「はい!朝日さんの手伝いをして欲しいのです」

「朝日の手伝いって魔王退治だよな」

「はい」

「断ったら?」

「寿命を減らさせていただきましょうか?」


俺は悲しげな顔を作ると世界神はあわてて、


「いえ、遼さんの人生です。遼さんの自由にしてください」


顔を真っ赤にして先ほどの言葉を取り消した。

ふっ、ちょろいな!

顔がいいとこういう時便利だ。バカな女たちは大抵言うことを聞く。

この世界神もバカな女たちと同じビッチだな。


「エリスは剣や魔法がある世界です」

「ファンタジー世界だな」

「貴方方はそう言いますね。魔力や属性はエリスでのお楽しみです」

「そうか」


世界神は楽しそう言った。


「あと、遼さん私のとこはアリーシャとお呼びください」

「話はすんだ。早く転送してこれ」


俺は名前呼びを要求してきたビッチ女神を無視して先を促した。

誰が名前で呼ぶか、このクソビッチ。


「ぶ~」

「……」


可愛子ぶってもキモいだけだ。

自分の年かんがえろよクソババア。


「わかりました。転送させますね」

「あぁ」

「では、良い人生を」


ビッチ女神がそう言うと俺は光に包まれた。

光が収まると知らない所にいた。


「えっ? お二人!」


俺は声がした方を向いた。

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