第48話
討伐隊チーム
「んで?どうするわけ?」
「ちっちっちっ、私はそんなに無計画ではないぞ。遼くん」
わたしはそう言いながら鞄からある秘密兵器をだそうとあさるが……
「あれ?」
「……」
「あれれ?」
「……」
「なーいー」
「おい」
◇◆◇◆
「カナタ先生それは何ですか?」
「ん、これか。ある生徒から没収した魔具ですよ」
「そうですか」
「いやー、これのおかげで色々らくですわ。あははは」
「……」
◆◇◆◇
「予備も作っておいて良かった」
もう、持ち物チェックなんてされるとは思わなかった。
「で、紅葉。それは何?」
「ふふん、聞いてありがたく思いなさい」
「驚きなさいじゃないんだ」
「これは位置特定機なのだ」
「おおー。これは確かにありがたい」
「昨日の集会で魔力も覚えさせたからすぐ使えるよ」
「頭の使いようか」
「お、すぐ近くに反応あり」
「よし、潰しに行くか」
◆◇◆◇
「氷狼」
「ダークスネーク」
「く、首が」
「きゃー」
「い、痛い」
「死なないけど痛覚はあるよね」
「あー、もっと踏んで下さーい」
「あー、早く向こうへ逝きやがれ」
「字がじゃっかん違う」
「あん」
「ふー」
なんか変態がまじってるよ。
「クレハ様、いや女王様、僕らも踏んで下さーい」
変態がまた来た。しかも大量に。
「……」
キラキラ
「……」
キラキラ
「……」
「氷龍」
「「「「「「あーーー」」」」」」
「今日はこんな感じでいいだろう」
「あいよ」
「あとどんくらい」
「あと4つね。ついでに食料調達してく?」
「レイたちだからいらないと思うけど薬草あたりはしてこう」
「あいさー」
◆◇◆◇
「なー、なんか変なの転移してないか」
「私は疲れているのかしら?ハートマークの目なんてみるなんて」
「あん。女王様」
「クレハ様ー」
「あー、クレハも大変だな。変態にあたって」
「ええ。さすがに変態に出会ったことには同情してしまいますわ]
「なんか変な話になってるのぉ」




