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人間をやめた転生ライフ  作者: 暁のネコ
38/53

第38話

「制服が完成したのではないのか」

「私はなんか違う思うだよ。フェン」


私達はバンさんに呼び出しを受けた。

今日はフェンたちも一緒だ。


「確かにな。完成したとは言われていない」

「そうなんだよ」

「着けばわかるだろうよ」

「そうだね」


◇◆◇◆


アナリ商店が経営している服屋。


「呼び出したりしたごめんね」

「大丈夫ですよ、バンさん。で、理由は?」

「最後の仕上げをしたくてね」

「「「最後の仕上げ?」」」

私、ルキくん、ヨルの声がハモった。

「まあ、一度試着してみてよ。あ、暑いけど冬服もお願いね」


バンさんに言われるがままに渡された制服を試着してみろことに。


「わぁぉ、カッコカワイイ」


制服は軍服ワンピースだ。

冬服はワンピースジャケット。

合計八個のダブルボタンの黒のPコート型にスカート部分が腰から左右に別れていて、分かれ目からジャケットの丈下まで見える瑠璃色のフレアスカート、スカートと同色のリボンタイ。

黒のニーハイや寒い時はストッキングをはいて冬服の完成だ。

ニーハイブーツでもOK。

袖のボタンの雪の結晶がカワイイくて気に入った。


「バンさん、冬服の方着たよ」

「んー」

「?」


バンさんは私の冬服姿を見て悩みだした。


「そうだな」


バンさんは雪の結晶と鍵の飾りがついた銀色のウォレットチェーンを持ってきて制服に着けた。

フックなしで着けたから少しびっくり。


「うん。これで良し」

「これ着けてもいいんですか」

「校則よるゆるだから大丈夫だよ」

それでいいんかい!

「はい、次」


夏服に着替える。

夏服はデザインは同じだか半袖と七分袖の二種類ある。

ノースリーブスの黒シャツに瑠璃色のブリーツスカート、同色のネクタイにボタンの数合計六個、冬服より丈が長く前側の丈がない灰色のコート?

執事服に似ているな。

蹴りがいれやすそうだ。

説明が下手ですみません。

説明は苦手だ。

夏服に黒のニーハイにショートブーツで、見た目暑そうだが通気性抜群!


「終わりましたよ」

「この尻尾つけて」


バンさんはすぐに手を加え始めた。

紅葉と鍵のキーホルダーがついた漆黒の尻尾をつける。


「これで完璧。今日、持って帰る?」

「そうします」

「じゃあ、袋詰めして後で渡すよ。レイくんたちの見てくるけど来る?」

「楽しみに取っときます」

「はは、そうか」


バンさんはレイたちの方に行った。

それにしてもお金掛けてるな。


「似合っていたぞ」

「ありがとう、フェン」

「虫がわくな」

「ふふ、そうだね。ノアール」

「さて、髪型と髪飾りを考えよう」


やっぱ私も女の子だし、オシャレしたいよ。


「フェン、明日は学園都市に向かうよ」

「金稼ぎはもう良いのか?」


帝になってから金貨の数が大量大量!

もうガッポリと入って来る。


「かなり貯まったからいい」

「どうせ、転移で一瞬なんだろ」

「当たりです、ノアール。リョウが迎えに来るの」

「そうか」


これからの学生生活が楽しみです。

このことをサフェート兄さんたちにケーマでメールした。

楽しんでおいでと返信が来たの、それから気をつけてとも。

帝になったし、魔族だから注意と言いたいのたろう。

秘密は多いけど楽しんだもん勝ちだね。

あ、マントももらわなきゃ。

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