第2話
学校か~、めんどい。
「準備するからリビングでテレビでも見てて」
「わかったよ」
「あぁ」
制服に着替えますか。
うちの学校は、けっこう有名な公立の進学校で制服もかわいいからそれ目当ての受験者も多いんだ。
紺色のブリーツスカートの裾に白いラインが入ってて、ベージュ色カーディガン、ブレザーは白、ボタンの模様もこっててかっこいい。リボンとネクタイのどちらを着けようが自由なの学年で色も違うけどね。
私達2年は赤、靴下も自由で私はニーハイを使用していろ。髪を編み込みにしてサイドで結んで完成。
朝御飯は昨日作りおきしといた物をレンジで温める
「いただきます」
えっ、なんで作りおきがあるか?
朝に早起きしてつくるのめんどいし、眠たいんだもの、
でも、朝御飯は大事だよ。
「ごちそうさま」
お皿を片して、終わり。
「御待たせ」
「よし、行こっか」
朝日を先頭に玄関を出ると
「あっ、やっと来た」
「桜井さん、遼様を待たせるとは何様のおつもりですか」
「も~、おそい~もも~つかれちゃあったよ~朝日君」
「遅いじゃない、置いていこうかとあもったわよ朝日」
「……」
「お、おそかったですね」
出たよ。ビッチども。
毎朝ご苦労様だこと。
「御待たせ」
「朝日君、いこ~」
「あんた、なに朝日にくっついてるのよ。はなれなさい」
「さぁ、遼様行きましょう」
私は少し離れて後ろついていく。
ビッチたちは、美人や美少女に分類される顔なため不良やどこかのアホやバカに絡まれていたところを朝日が無鉄砲にからんで私と遼がその相手をしる。
そして、不良たちをかたずけた私にはお礼の一言もないの!
常識がなってないの。
「キャー、朝日君」
「遼様こっち向いて」
「2人ともかっこいいー」
そんなこと考えてたら学校に着いたようだ。
「なにー、まだいるあの女」
「じゃまよねー あのブス」
「迷惑ってわからないのかしら」
睨み付けられながら、いわれた。
私はあの2人とよく一緒にいるから女子に嫌われてるんだ。
だから、友達もできないんだ。
「櫻井だ」
「美人だし、スタイル最高ー」
「あの美脚で踏んでほしい!」
「あの外見もそそるー」
私の外見は隔世遺伝って言うやつで髪は茶色、瞳はグレーなんだ。
まぁ、気にしてない、むしろ、気に入っている。
廊下でクラスが別の朝日とビッチたちとわかれた。
私と遼は同じクラスなんだ。
「いつも、すまん」
「いいよ、いつものことだ」
遼はいつも謝ってくれるんだ。
朝日にも爪のあかをせんじて飲ませたい。