表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人間をやめた転生ライフ  作者: 暁のネコ
11/53

第11話

光が収まるとそこは森だった。


「下界に来たがここどこ?」


周りを見ると遠くに道がちゃんと整備されている。

近くに湖があったからそこに向かった。


「ここがどこか把握してギルドに入るか?学園に入る?魔族領で暮らすのも、うわっ!」 ドサッ


どう生活していくか考えながら歩いていると何かにすつまずいた。


「いたた」


足下を見ると足があった。

木にもたれ掛かって寝ている前髪は少し長めで後ろの髪の毛は肩より長い銀髪に綺麗な顔をした男性がいた。


「誰だよ、こっちは寝てたっていうのに」


私は起き上がってついた土をはらっていると、つまずいた足の主が起きたようだ。

顔を見ると瞳の色は琥珀色で、気配から吸血鬼のようだ。

ちょうどいい、ここがどこか聞いてみよう。


「すみません。道に迷ってしまって、ここがどこか教えてください」

「森」

「そうですけど」

「はぁ」

ため息つきたいのはこっちだ。

「お前、誰?」

「は?」

「誰だって聞いてるんだ」

「相手に名前を聞く時は自分から名乗るのが礼儀でしょ」

「お前、俺のこと知らないのか?いや、そんなこと言ってるから知らないか」

こいつ何様なわけ。見た目に反して口が悪いし。

「俺はレイ・モア・フェイト」

「クレハ・オエ・サクラウッド」

「ここはマディーダにある世界樹の森だ」

「マディーダ! 世界樹!」

「あぁ、そうだ。なぜ、そんなに驚くんだ。お前、まさか人間か!」

「違う」

「だよな」

「レイは何の種族?」

「俺は純血の吸血鬼」

「え!そうなの」

吸血鬼だと思ったけど本当に吸血鬼とは。

「私も吸血鬼なの」

「純血ではないだろ?」

「自分で考えな」


私は始祖だからわかると思うんだけどな。

ここがどこかわかったことだし、ケーマで地図見て魔王城にでも行こうかな。

ケーマていうのはスマホみたいなものでアプリは無いけど地図や予定帳などの機能がついている。

電話はケーマの中にある魔石が電波がわりになっているんだ。

これは魔族が開発したものの一つでもちろん魔族しか持っていない。

なぜ、私が持っているかというとサフェートからもらったお土産の一つなのです。


「どこに向かうんだ?」

「どこでもいいでしょ」

「ふーん」

「何で付いてくるの」

「おもしろそうだから」

私の後にレイがついてくる。

「どうなっても知らないから」

「いいぜ」


私はレイとともにサフェートの魔王城に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ