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大罪の魔女の悠々自適な追放生活  作者: 大熊猫ノ助


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03 村人とのファーストコンタクト(雑)

「その後、わたくしは処刑予定でしたがなんやかんやあって追放ですわ」

城でのやり取りは村人たちはよくわからないという顔をして聞いていたので思い切り端折ることにしましたわ。


「とりあえず、わたくしは暮らしますのでよろしくお願いしますわ。

それで、どのへんに家を建てたらいいのかしら」

「いくつか空き家がありますので、そちらをお使いください」

村長は空いている家を進めてくださいましたが、申し訳ないのですがあばら家ですわ。

というか、村全体の家がぼろいですわ!こんなの嵐が来たら吹き飛びそうではないですの!駄目ですわ、こんな家に住めるわけがありませんわ!

大体、村人皆様が顔色が悪いですし着ている物もボロですわね。

もう少しわたくしが来るのが遅かったら、皆様死んでいたかもしれませんわね。

由々しき事態ですわ……。村人が一人もいなければ布教活動できませんのよ!

「サニー、出番ですわよ!」

パチンと指を鳴らせば優雅に馬車から降りてくるメイド。

「わたくしの箱庭で彼らの面倒を見てくださいな。その間にこの村を整地いたしますわ」

「お、おい!あんた、勝手に何言ってんだ!」

村人の中では少しは体格がいい青年がわたくしの胸倉をつかみますが……背が同じくらいなので怖くないですわね。

体格がいいといっても、わたくしが通っていた学園でいえば一般人程度の体格。周りの人がやせすぎなのですわね。

「皆様~大切なものだけお持ちになってこちらへ集まってくださいませ。村を整地いたしますわ」

「せいちって…なにするの?」

小さな子もいますのね。

「整地っていうのは家を建てるために地面を平らにする作業ですわ。

私の家を建てるのに、古い家はいりませんもの。皆様の家も、直したほうがいいと思いますの。

でも直すより新しく建てたほうが楽ちんですのよ!」

「ちょっと!いきなり来て、私たちの家を壊すっていうの!ふざけないでよ!」

「何様よ、どっかのお嬢さんだったみたいだけど、ここじゃ何の意味もないし、私たちが言うこと聞くなんて思わないで!」

ものすごく怒っていらっしゃいますわね。確かにいきなり家を壊すと言われたら怒られても仕方ありませんけど、人に怒られるのなんて今更ですわね!

「ふふふ、わたくしってば気が短いんですの!サニー、任せたわ」

全員を説得するのは時間がかかりそうなので、そういうのは箱庭でサニーに任せますわ。

「はい、畏まりました」

サニーは投網の要領で村人を捕獲すると、わたくしに一礼して村人とともに箱庭へ消えていきましたわ。

うーん、さすがもう一人のわたくしですわね。


さて、村人のいなくなった村は静かですわね。

「整地か…私に手伝えることはなさそうだなぁ」

「ヴィア様はどのように配置したらいいか考えてくださいまし。

予定としてはここからここまで更地にして、森と接する面には柵を建てようと思っていますのよ」

ガリガリと地面に完成予想図を書きながら、村の完成を妄想していますがどうにもしっくりきませんわね。

「お前さん、村人の家族構成も何も確認せんから何棟建てるか思いつかんのだろう」

「そうでしたわ、まぁ……整地している間にサニーが何とかしてくれますわ」

村人のお世話をしている間に世間話の一つもしてくれるでしょう、そうでしょう。そうなったらうれしいですわね。

「そのうちサニーに刺されそうだなぁ」

ヴィア様はまぁ楽しそうに笑っていますが、サニーがわたくしを刺したらサニーも消えますのに、全く。

「あちらで1年も過ごせば、文字の一つも覚えて帰ってくるでしょう。それから家を建ててもいいですわね」

再び柏手を打つ。

魔法の使い方は一般的には詠唱ですが、わたくしは面倒なのですべて柏手で済ませていますわ。

別に柏手もいらないのですが、雰囲気付けですわね。

指パッチンの時もありますもの。


今回の作業内容はこちら!

村の家を別の空間へポーイ。

サニーがそのまま連れて行ってしまったので、何が必要かわかりませんものね。

すべて捨てたとなったらあとで泣かれてしまいそうですので、一旦保管しておきますわ。

そして、何もなくなった土地を綺麗に均しますわよー。

「どっせい!どっせい!」

シャベルで一帯を掘り返した後、雑草の根と石を取り除いた地面を均していく。

「魔法を使ったらいいのに、なんでまた」

ヴィア様は馬車の中からこちらを呆れたように見ていますが、これには訳があるのですわ。

魔法を使ったら一瞬で終わってしまいますのよ。

サニーが村人をいい感じに言いくるめるまでわたくしは暇ですの。

こうして土いじりするくらいしかやることがありませんのよ!!!

「ヴィア様もやります?ずっと馬車に乗っていて体が訛っていますでしょ?」

「そうだな、じゃあ夕食用に少し動物でも狩ってこよう。森の様子も少し調べておきたいからな」

「ですから馬車に乗らず、歩いてくればいいといったのに」

わたくしが結構蹴散らしてしまったので、近くには獣はいないかもしれませんが、まぁ……時間はありますし、ヴィア様にも頑張っていただくことにいたしましょう。

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