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大罪の魔女の悠々自適な追放生活  作者: 大熊猫ノ助


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09 クレームですってよ

「サニーの紅茶は最高ですわね」

どうも、ごきげんよう。リフォームの匠こと、インサニアでございますわ。

リフォームというより新居ですけどね。

あ、部屋の中に以前の家につながる家をつけておいたので、リフォームってことにいたしましょう。


昨日村人の皆様の家を用意いたしましたが、朝から皆様が押し寄せているそうですわ。


「いい加減、皆様の前に姿をお見せください。

あと、お嬢様に褒められても結局のところ自画自賛ですよね」

「同じ技量だったとしても、自分で入れるのと人が入れるのでは天と地ほど差がありましてよ!

自分でやるより他人に用意してもらったほうがおいしく感じるんですわ!」

「では戻ってくるまでにイレブンジズのご用意をしておきますので、

それまでに話をつけてきてくださいね」

のんびりしたいわたくしは前世のイギリスに会ったティータイムを取り入れていますのよ。

一日八回、お茶でお腹いっぱいになりますわね。でもこの国の食事……あまりおいしくないんですのよね。わたくしが自分で食事を作る分にはいいんですけども、学食などはちょっと……。

なのでお茶で日中は空腹をごまかしていましたのよ。

お陰で、学園ではわたくしは小食だと勘違いされていましたわね。実際はよく食べますのよ。

「しかたありませんわね、ちょっとお話してきますわ」


「お嬢様、その姿は?」

村人たちが困惑している。あ…そういえばジェ〇ピケっぽいふわふわ生地のルームウェアでしたわね。ドレスって動きにくいし重たいし不便なんですわよね。

「気にしないでくださいませ。それよりもどうしましたの?」

「どうしましたじゃないですよ!あれ、なんですか!」

「家ですけど、なにか不具合でも?」

「具合が良すぎて逆に具合悪いっていうんですか?

なんていうか、今までの家とまるで違いすぎますよ!」

「でも皆様、あの屋敷で過ごしてきたのでしょう?アレとはあまり変わらないと思いますわよ」


魔女の箱庭、魔法と前世の知識とわたくしが楽をしたいを詰め込んで作った家。

それを基準に村人の家も作りました。


適温に室温を保つ空調魔法。

蛇口を回せば自動で水、お湯が出せる水道。

食材保存用の冷蔵・冷凍庫。

寝心地の良いベッド。

蝋燭の代わりの蓄光石を加工した光源。


「たいした事ありませんのよ。魔法を使えれば簡単に作れますの。

あとで皆様にも作り方を教えますので、故障したらご自身で修理してくださいませ。

他に何か問題でもありますの?」

「問題っていうか…なぁ」

「楽して生きられるならそれがいいではありませんこと?」


手を抜けるところは抜く、余力が無ければ創作、趣味に没頭する時間がつくれませんもの。

「ああ、言い忘れていましたわ。

わたくし、怠惰の魔女とも呼ばれておりましたのよ。うふふ……。

なんでもわたくしの用意したもののせいで怠惰な生活に陥ったそうですわ」

あの程度で怠惰と呼ばれるのは許せませんわね。

「いや、わしらが気になっとるのはトイレなんじゃ」

村長より年上そうな男性が恐る恐る前に出てきましたわ。

「トイレ…なにか変なところありましたかしら?」

「ありすぎですぞ!流すだけで汚物がなくなるのはありがたいですが

あれはなんですか?あの区画だけ妙に空気が浄化されていますぞ!」

「ああ、不衛生になりがちな場所ですので浄化魔法が付与してありますわね。

ついでに聖域化してるかもしれませんわね。よかったですわね、最悪魔物が攻めてきてもトイレにいればたすかりますわよ!」

村人たちはぐったりしていますわね。

なんですの、安全圏を用意したのにこんな反応が返ってくるとは思いませんでしたわ。




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