危険な自由風と破刃拳法
源彌涅はもう一台の煙花爆弾を積んだ自走車を火の車のように吹き飛ばし、轆轤車に閉じ込められたゲーツリに向かって突進した。
ゲーツリは自分の体が閉じ込められているのを知っていた。
しかし、無駄な抵抗を続けながらも必死にもがいていた。
ゲーツリは前のチームメイトの言葉を思い出す。
「お前は副作用だけだ。チームにお前みたいなのはいらない。」
ゲーツリ:「違う、私は逃げていない……」
彼女は自分が車体を叩いているのを見て、魔法すら使わずにいる。
ゲーツリ:「あれ?私、魔法使いじゃないの?」
彼女は心の中で前の仲間の叫び声を思い出す。
「バカ!」と。
彼女は先ほど風魔法を使って攻撃を避けるために加速させたことを思い出す。
彼女は自信を取り戻し、再び風魔法を使い始める。
源彌涅:「車が来たよ。ゆっくり涼しくなってね。」
ゲーツリ:「見下すなよ。私に吹いているのは黄金の風だ。人類の勇気の讃歌だ。」
源彌涅:「私は見下している。」
ゲーツリは風魔法を続ける。
源彌涅:「こんなに遅い?まだ話す時間がある。じゃあ、超必殺技:回避生存を追加しよう。」
風の魔法がますます大きくなり、竜巻を形成し、彼女を閉じ込めていた轆轤車を吹き飛ばす。
源彌涅:「自由になったって、もう攻撃を避けられないよ……」
ゲーツリ:「回避生存は自分に残しておく。」
竜巻は大量の花火車を吸い込み、源彌涅も巻き込まれる。
花火は竜巻の中で炸裂する。
源彌涅:「こんなに早く成長したルート?風が吹いたね。」
源彌涅は倒れた。
一方、田銅淺(Lv13)と迦米菈(Lv27)は男ヒーラーの烈愧桑(Lv17)と女刺客の五季香(Lv21)と戦っている。
五季香は戦えなくなり、迦米菈もサポート役に切り替わった。
烈愧桑は拳を絶えず押し付け、田銅淺を圧迫し続ける。一方、彼女も烈愧桑に斬撃を繰り出す。
田銅淺:「わかるか?押さえつけて殴っているけど、今まであまりダメージを受けていない。」
烈愧桑:「俺も殴られているだろ?傷ついたら治せるんだ。」
田銅淺:「性質が違う。攻撃が効かなくても意味がない。」
烈愧桑:「黙れ。俺の方が強い。」
烈愧桑の拳が泥石流を巻き起こす。
しかし、田銅淺は烈愧桑を斬り傷つける。
烈愧桑は四連打を放つが、すべて避けられる。
しかし、最後に一発、腹部を殴り、骨折させる。
(タ口-タケツキ-二十-タ口-ツキ-ミズ-ニン-ヒ)
(げんぶん:田口-竹月廿-一火-田口-月月水-人人日竹)
烈愧桑:「今、当たった?体力が少しずつ失われている。」
烈愧桑:「これはゲームじゃない。状況はどんどん悪化している。」
田銅淺:「お前も同じだ。攻撃には力も必要だろ?突然、話すのも省エネだと思えてきた。」
烈愧桑:「気付かないのか?お前は骨折している。俺の超必殺技を逃れることはできない。つまり、俺の勝ちだ。」
烈愧桑:「超必殺技:輪梟真気。」
彼は全力のパンチを振り下ろし、エネルギーで大量の気流を放つ。
田銅淺:「スキル:耐久抽祭。」
彼女の剣はエネルギーを柄から刃に伝え、気流に突き刺さるエネルギービームを放ち、逆斬りで烈愧桑を傷つける。
烈愧桑:「治療もできるはずなのに……」
治療は失敗し、倒れる。
一方、刻勒詩(Lv19)は男戦士のカビゴ(Lv24)と対戦している。
カビゴ:「お前はあの魔人で、まだチームの核だ。お前がこの冒険者ごっこを楽しんでいるのが見え見えだな?」
刻勒詩:「何?どうやって見抜いた?治療しなきゃいけないのか、それとも実は魔人で嫌な魔人病になっているのかもな。」
カビゴ:「元気だな。じゃあ、始めよう。言葉だけかどうか見てやる。」
カビゴは「敵を滅ぼすために働く」と刻まれた刀を抜き、興奮して刻勒詩に突進する。
刻勒詩は刃で防ぐ。
互いに剣を交わす中、突然火球が刻勒詩を襲う。
彼女は慌ててエネルギー弾で火球を消そうとする。
カビゴ:「見たか?反応はなかなかだ。」
刻勒詩:「火球なんて大したことない。毒にすぎない。」
カビゴは火球魔法を放ち、刻勒詩もエネルギー弾で応戦。
場面は片側の斬り合いと、もう片側のエネルギー弾が火球を打ち消す場面。
彼女は魔法で地面を凍らせ、そこから跳び上がり、斬撃を避ける。
カビゴは直接刻勒詩に斬りかかり、彼女はそれを防ぐ。
カビゴ:「スキル:火目目心禍浪(火の目、心、災い)」
彼の斬撃は火炎を帯びて圧倒的に下りてくる。
刻勒詩:「熱いね。」
彼女は何とか防御しながら数歩後退。
魔法の星を投げ、側面からカビゴに斬りかかる。
(Hfr gur fgnef nf lbhe thvqr)
カビゴは攻撃をあきらめて地面に跳び、ダメージを避けるが、やはり傷つく。
刻勒詩:「星のように輝いて光れ。」
カビゴ:「騙されたな。火球、囲んでやった。」
もうエネルギー弾で消せないとわかると、ジャンプして避ける。
カビゴ:「超必殺技:水と土 - 人間弓手木」 (げんぶん:心水土-人弓手木)
彼は重力魔法を使い、火球を避けた刻勒詩を地面に押さえつける。
カビゴ:「火球なんてどうでもいい。俺の狙いは重力魔法、必殺技だ。クッキーみたいにじわじわ潰してやる。すっきりした気分だ!」
909たいふう