表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君たちはワルイコです  作者: H.R
4回戦
36/47

第13話(3) 心・菜七子ペア

私と菜七子さんは04と書いてある部屋に飛ばされた。


「04ってことは、秘密当てかしら?」

「そのようだね…」

「どうしましたか?どこか体調が悪そうですが…?」


菜七子さんの様子が少し変だった。どこか暗いというか、苦しそうというか……


「実は…僕は……変わりたいんだ。」

「変わりたい?」


菜七子さんは、これまでのことを全て話してくれた。自分は快楽殺人犯だと言うこと。このゲームが始まってからも色々悪事を働いてきたと言うこと……。


「僕は、殺人鬼の人格を持っていながらも、みんなのために働いてくれているしず君を見て……僕もそんな風に変わりたいって思えてきたんだ。」

「そうなんですね。」

「いきなりごめんね。こんな話…。」

「えぇ、とてもいい迷惑ですよ。でも…いいんじゃないですか?」

「え?」

「私だって、妹の為にたくさん殺人をしてきました。だからって、このゲームの主催におとなしく殺されるのはおかしい。私はもう覚悟は出来てます。あなたも…変わる覚悟はありますか?」


菜七子さんは悩む間もなく答えた。


「もちろんだよ!僕はもう人を殺したりなんかしない!みんなを守ってみせるさ!」

「よろしくお願いしますね。」


菜七子さんとの絆が深まった気がした。そんな時……


「チッ…めんどくせえな。犯罪者の分際で。」


突如部屋に響く声。それと同時に……菜七子さんが目の前から…消えた………



戸惑っているのも束の間…もう一度部屋に声が響く。


「タイムオーバーだ。死ね。」


その声と共に、床以外の全ての壁から針が生えてきた。


「…うそ。」


段々と針が生えた壁が近づいてくる。どう考えても避けられないし…刺さったら生き残れるわけが無い……


「ごめんなさい。しずちゃん。なるちゃん。みねちゃん。ななこさん。」


謝罪の言葉を吐きながら目を瞑る。針が段々と近づいている感覚を感じる。

そして…針が頬に触れた瞬間……


「面白いなお前!まだ時間切れじゃないから残念ながら死ねないよ!」

「……」


意味がわからなかった、怒りよりも、安心よりも、困惑が私の頭の中を行き渡る。


「いやー!お前いい反応してくれたから、もうクリアでいいよ!30分後に化学実験室に戻すから、ゆっくりしててね。」


声が消えると、私は一瞬でどこか知らない部屋に飛ばされた。

出入口は1つ。部屋の中には机がひとつあって、その上には……


「ココロの…ノート?」


今まで亡くなった参加者たちのココロのノートというものが置いてあった。


「ななこさんのは無いから、生きてるのね。とりあえず良かったわ…」


私は化学実験室に飛ばされるまでココロのノートを読むことにした。


20分後…


何故かノートが増えた。


「まさか…ななこさん……?」


名前を確認しようとした瞬間…



03の部屋と書かれた部屋に飛ばされた。さっきのノートは誰のものだったのだろう。そんなことを考えながら10分が過ぎるのを待った。


「タイムアップだ。」


その声と共に私は化学実験室に飛ばされた。

そこでは静ちゃんと里紗ちゃんと也一、そして瑠衣子ちゃんと鈴ちゃんが居た。


「ななこさんは………いないわね…。」


みんなに声をかけようとした、その時…


「ぐっ……うぅ……うわあああぁぁ……」


也一が目の前から消えた。何が起こったか分からなかった。でも、間違いなく一つだけは言える。今、也一を消した人物は……この中に…いる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ