番外編(ココロのノート) 遠藤 峰
私の人生は、幼い頃からお姉様に捧げてきた。自分の趣味も時間も何もかも、お姉様に捧げてきた。
私には1つ上のお姉様が居た。名前は遠藤 心。私はお姉様が大好きだった。お姉様は私の事を愛していてくれた。私だけを見ていてくれた。
それなのに…あの日からお姉様は……変わってしまった…。
小さい頃。私は両親を殺した。悪いとは思わなかった。宗教なんかにのめり込んで、私たちの相手をしなかったのだから、死んで当然だ。
……それでも、友達は離れて行った。私は正しいことをしたはずなのに…。
私の味方は、最初からお姉様だけだった。お姉様は殺人の幇助に証拠隠滅、虚偽の証言など、何でもしてくれた。
「みねは私の自慢の妹だからね。お姉ちゃんが守ってあげるよ!」
「お姉様……ありがとうございます。」
そうして私たちは、両親をダメにした宗教である〖七音教〗を壊滅させるために七音教信者を殺して回って過ごしていた。
そんなある日…、私にとって味方でもあり敵でもある存在と出会ってしまった。
「お前たちも七音教を滅ぼそうとしてるのか。なら、俺たちと協力しないか?」
「私たちからもお願いします。あなた方お2人の噂はこちらの界隈でもよく聞いています。」
「そうか。それで、名前はなんて言うんだ?」
「私が遠藤 心で、こっちが妹の遠藤 峰です。」
「遠藤姉妹か。いいぜ、契約結ぼうじゃないか。」
私のお姉様が…私だけのお姉様が…こんな2人に取られてしまった。
私は許せなかった。今すぐにでも殺したかった。でも、殺したらお姉様を悲しませてしまう。だから私は、この感情を閉まっておくことにした……
チャンスを伺い続けて何年も経ち…デスゲームという絶好のチャンスが訪れた。
しかも今は私と陰キャ女とクソ女2号しかいない。クソ女を殺すチャンスだと思った。もし疑われても、陰キャ女が殺ったと言えばいい。私は行動に移すことにした。
……失敗した。まさか、陰キャ女が刺してくるとは思わなかった。
…意識が……遠のいて行く………お姉様……わがままな妹で…ごめんなさい………
「お姉様……今まで…………ありがとう……」




