御礼多謝!(イラスト入り小話)
「たまには外に出してあげないと可哀想ですよ!」
ロイズの休暇、寝椅子に座り銃の手入れをしていたロイズに侍女が言った。
「外は危ないだろう」
「だったら若様が見ていて差し上げたらいいじゃありませんか」
ロイズは眉を潜め、寝椅子の端で香箱座りのあたしをちらりと見ると、観念した様子で銃をテーブルへと戻した。
「庭先ならいいか」
その手が伸びてあたしを抱き上げる。
別にね、外なんてどうでもいいのよ。あんたが仕事の時は毎日あたしは外に行ってるから。
太陽と仲良くしたい質でもないしね。
まぁ、たまにはあんたに付き合ってあげたっていいわよ?
そもそも休日のあんたときたらちっとも外に行かないじゃない?
ちょっとくらいは遊んであげたっていいのよ?
最近のあたしときたら本当に眠くて参っちゃう。
猫の習性ってヤツなのかしらね。
どこにいても眠れるし、ちょっとやそっとじゃ起きない感じ。
寝椅子でくったりと体を沈めるあたしを、誰かの手がそっと持ち上げる。
柔らかくてあったかい場所……気持ちいい。
深い場所にとろとろと落ちていく。
心臓の音が伝わって、安堵感が広がっていく。
あたしはすぅっと深い眠りに落ちていく。
――誰か知らないけど、おやすみなさい。
イラストを頂きました!
猫ブランとロイズ、そしてチビ魔女ブランとエイルです!
あんまり有頂天でさくさくupしちゃいます。
尚、小話は後付けですので、イラストを損なってしまっているかもしれません。
スミマセン。
サイト【納豆に青じる】http://nattoniaojiru.web.fc2.com/のアサゲ様より頂きました。
サイト上にもupされていらっしゃいます。
アサゲ様、この場をお借りいたしまして御礼申し上げます。
尚、もし他にイラストをかいて下さる方がいらっしゃいましたらご連絡下さいね。
ちなみに私の方向性として――ノーマルでお願いします。