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許嫁=猫…ではない  作者: 東音


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55/93

勝てども結果は…。


そして、ソフトテニスの試合当日、団体戦に出場した俺はダブルスの後衛を任される事になった。


「ハッ!」バンッ!→「くっ…!」 バシッ!

         ↙

「フッ!」ボスッ!→「うはっ…!」バシッ!      ↙

「フヌッ!!」バッシィッ!!→「っ〰〰〰!!||||」


「シャッ!!」

「里見、ナイス!!」


「あいつ、硬式から転向したばかりだよな…。」

「「凄すぎ…!」」


「「「「「里見くんすごーい!♡」」」」」


相手チームの後衛を振り回すように左右に配球し、疲れたところを一気に叩くプレーを見せつけると、味方の前衛である二年の男子部員鈴木はガッツポーズを取り、他の男子部員は圧倒され、

男子より試合の時間が遅い為、応援に来てくれていた女子部員達は黄色い歓声を上げた。


りんごと宇多川を見遣ると、二人共驚きの目で俺を見ていたが…。


「こ、浩史郎先輩、すごい…!(以前私と勝負した時もすごかったけど、手加減してくれてたんだな…。)」

「くっ…!やるじゃない!負けないわよ…!」


りんごは複雑そうな、宇多川は悔しげな表情を浮かべていた。


いや、味方なんだから、応援してくれよと思い苦笑いしていると、一番近くで応援していた、部長の松平建造は、泣いていた。


「里見、我がソフトテニス部の為にそこまで…!ありがとう!ありがとう!!

お前は、永久に、我がテニス部の部員だたぁ!!」


いや、松平よ。臨時部員でそこまでテニス部の事考えてるわけでもないし、暑苦しいから永久に部員とか言うの止めてくれないか…?


        ✽


男子の試合が終わった後、同じように女子の試合を見に行くと、宇多川はダブルスの前衛を任されていた。


「ハアッ!」パァンッ!→「くっ…!(球重っ!)」バシッ

        ↙

「フンッ!!」バッシィッ!!

「〰〰〰!!||||」 


宇多川の重いサーブからやっとの事で相手チームの後衛が打ち返したところを、強烈なボレーで相手からポイントを奪っていた。


「ふうっ…。」       

「う、宇多川さん、ナイスッ!」


「「「「「「「「「宇多川さん、すご…!」」」」」」」」」

「夢ちゃん、ナイスボレー!!カッコイイ!!」


相手チームは青褪め、テニス部員全員宇多川の華麗なプレーに圧倒され、りんごは大喜びしていた。


「俺は硬球からの転向だけど、宇多川はテニスはほぼ初心者だと言っていたよな?」


そのプレーに信じられない思いで、近くにいたりんごに聞いてみると…。


「ええ。夢ちゃん、この試合の為に、専属コーチを雇って昼夜を厭わず練習していたみたいですよ?」

「いや、それにしたって、せいぜい1週間ぐらいだろ?どんな運動神経してんだよ?!」


インターハイも目指せてしまいそうな宇多川のプレイに俺は驚くばかりだった。


当然のように宇多川のペアは、その試合に完封勝ちした。


俺のペアも戦った相手に対しては、無論大差で勝っていた。


だが、しかし結果は…。


「ううっ…。悔しい!悔しいぞぉっ!!」

「え〜ん!副部長なのに勝てなくてごめん、皆ぁっ!!」


「「「「「「勝てなくて、ごめんなさい…。||||」」」」」」


泣いている部長&副部長と肩を落としてメンバーに謝る試合に負けた部員達。


そう。これは団体戦。


俺のペアと宇多川のペアが勝ったところで、他のペアが全負けしてしまえば勝ち進む事は出来ないのだ。


俺、宇多川、りんご、ペアを組んでいた二人の部員はお通夜のような雰囲気の部員達を慌てて慰めつつ、試合会場を後にしたのだった。



いつも読んで下さり、ブックマーク、評価下さりありがとうございます!

今後共どうか宜しくお願いします。m(_ _)m

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