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許嫁=猫…ではない  作者: 東音


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22/94

風紀委員の魔窟(生徒指導室)にて


私はお昼休み、『生徒指導室』と表示された部屋のドアの前に立ちゴクッと息を飲んだ。

まるで、その表示が『処刑室』と書かれてでもいるかのように、私は不安で胸がドキドキしてきた。


大丈夫!夢ちゃんがちゃんと作戦を立ててくれている。浩史郎先輩も東先輩も見守ってくれている。

一人じゃない。


私は気合を入れ、()()()()()()()()()()()()()()()、そのドアをノックした。


「1-B 森野です。風紀委員の方に呼ばれて来ました。」


「どうぞ。入って下さい。」


中から、きれいなソプラノボイスが響き、私はそのドアノブに手をかけた。


「失礼します。」


「ようこそ。森野林檎さん。またお会いできて嬉しいわ。改めまして、風紀委員長の西園寺です。よろしくお願いします。」


「…!」


一番奥の議長席のようなテーブルの真ん中に、フランス人形のようにほっそりと綺麗な女生徒=西園寺先輩が先程と同じソプラノボイスで語りかけてきた。


綺麗で儚げな外見とは裏腹に、人を圧するオーラがあり、得体のしれない恐ろしさをはらんだ笑みを浮かべている。

警戒しながらも私は挨拶をした。


「は、はい。よろしくお願いします。」



西園寺先輩の両隣には、この間保健室に隠れ潜んでいた風紀委員幹部のメガネをかけた女生徒とおさげの女生徒がいた。


そして、議長席のテーブルの両隣に縦に並べられた机には他の20名程の風紀委員の女生徒が座っている。


「どうぞ、手前の空いている席に座って下さい。」


「は、はい。」


私は西園寺先輩に促され、風紀委員の方に囲まれた入口に近い椅子に座った。


この場の全員から敵意ある視線を送られている。


うわ。これ、怖いなぁ。弾劾裁判みたい。


私は貧困な知識の中から、不思議の国のアリスで、

主人公が裁判で死刑を宣告されるシーンを思い浮かべてしまった。


西園寺先輩(ハートの女王)は、悪魔のような妖艶な笑みを浮かべ、高らかに宣言した。



「これより1-B森野林檎さんの弾劾裁判を行います!!」


うわ。本当に弾劾裁判言っちゃったよ…。


風紀委員の女生徒全員がこちらに向かってニヤニヤ笑いを向けてくる。


この場に誰一人味方がいない、一対数十名、の裁判が始まった。


私は喉をゴクッと鳴らした。



読んで頂きましてありがとうございます。

23話と同時投稿になりますので、そちらも宜しく

お願いしますm(__)m

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