序章ー転生ー
初めて投稿します。よろしくお願いします。
僕は神様がこの世に存在するなら聞いてみたいことがあった。
なぜ人と人との間に「差」を作ったのかと。
僕の人生をひと言で表すならば失敗だ。
生まれてこの方大きな成功をしたことがない。成功がなかったわけではない。
学校のテストで満点は取ったことがある。
友達だってそれなりにいた。
でも人生に関わるような場面では必ずといっていいほど失敗をしてきた。
高校1年の時好きになった女の子がいた。その子とは普通に話し、趣味も似ており、仲の良い他の友達と一緒によく遊んだりした。
そして高1の3月思い切って告白をした。しかし答えはNO。
既に付き合ってる人がいて、しかもその相手が一緒に遊んでいたグループの男だという。
その後僕は失恋をバネに大学受験に向けひたすら勉強しがむしゃらに高校生活を走り抜けた。
しかし大学受験の当日の朝急に熱がでた。
それでも試験会場に向かいなんとか試験を受けた。だが第一志望の大学に行くことは叶わなかった。
そうして現在僕は社会人2年目だ。
もちろん就活でも失敗し第一志望の出版関係の仕事には就けず、なんとなくで入った会社でサラリーマンをしている。もちろんブラック企業だ。
僕は最近ずっとこう考えてた。
あと何回失敗すれば、あと何回人に負ければ、人生は好転するのかと。
努力は決して裏切らないなんて言葉を聞いたことがあるけど、そんなの嘘だ。僕は努力をしても何かに邪魔をされたかのようにほとんど失敗している。
そして今日も仕事で散々残業を強いられ、終電帰りだ。
帰り道歩きながらふと思った。
こんな人生ならさっさと終わらせて新しい人生を歩みたいと。
そしてそう思った瞬間僕の体は謎の光に包まれていた。
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僕が目を覚ました時そこは知らない天井だった。
最後の記憶は自分の体がなぜか光ってた場面だ。そこからの記憶がない。
起きあがろうとしたらなぜか起きれなかった。その時目の端に不思議なものが写った。
そっちに視線を動かすとそれは手だった。それも赤ん坊の手だ。
見たものに混乱していると誰かが近づいてくることがわかった。
近づいてきたのは男性と女性だ。
男性の方は茶髪で優しげな顔している。
女性の方は黒髪をストレートに伸ばした顔立ちが綺麗な人だった。
その2人は何やら話すとこちらに手を伸ばして、そしてなんと僕を持ち上げたのだ。
つまり僕は赤ん坊に生まれ変わったのだった。
すぐには現実を受け止められなかった。なぜなら前の体で僕は死んでしまったということなのだから。
しかも2人はおそらく僕の新しい親なのだろうが喋ってる言葉がちっともわからない。
しかし僕は思った。生まれ変わったということは新しい人生を歩み出せるということ。
前の失敗、敗北ばかりしていた人生とはおさらばできると。
この時僕は新たな人生に希望を感じていた。世界のことなんて何も知らずに。
次から転生後の世界を書いていきます。




