メンヘラ ヘッド
それからあいつにはじかれた
ついにとうじょうしたヒーローは なんてことないはずだった
くるしめられてるなんて これっぽっちもおもわなかった なきたくなる すごく
しにたくなるほど たたかれた
いちにんげんにたいして げんかいまでたたいてきた りゆうもなく
ああ いつのまにかおれはしこうをすてた つぶまではいて しかしたえた
らくになりたい なきものになりたい いうもねがうもいみはなし
おきるとねる のくりかえしで れいせいなかんがえがもどってくる
のこりのいしきはいまだゆくえふめい
たえることも ちいさなていこう ばかにされいなされておしまい
【ぜつぼうのくらやみで おれはしゅはんかくのおとこと そのとりまきをみあげる
「あたま」をそれぞれみまわした ふくしゅうはひつようなく しかしたいせつだと そのときしった】
すうねんご きずをつけたおとこはひとりのこらずきえた
すくなくめだたないあざをみつめつつ きもちはどこかはれやかだ
だめになりそうだとよわねをはきながらねむったひびも いつしかなつかしいおもいで
すいてきこぼれたへやで きをひきしめてへやをでる
だいきぼな きせつのうつりかわりを しかいにとらえ めざめる
てまをかけて あいにいく げつようのあさ るすばんちゅうのかれに