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落ち武者・歴史は知らない理系リーマン、化学チートで戦国を駆ける   作者: ディエゴ
第一章 包囲されたはじめての街
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鯨の大量死

地下へ降りていくと、灯りが燈された受付のような場所に着いた。


例のよって夕が俺のことを説明しているようだ。


どうやら、倉庫に入れて貰えるらしい。


で、今、その倉庫の中なのだが、寒い!!!

それもその筈、壁四面と床すべて氷である。こういうの氷室っていうんだっけ?

その中に鎮座する大きな鯨が二頭、鯨は全く詳しくないので種類は分からないが、とにかくデカい。なんたって現代でもこの目で鯨を見たことなかったからね。


案内人によると、去年の12月頃、相模湾に大量に鯨が打ち上げられたそうだ。

戦が近いので、食料になるだろうってことで、領主が直接指揮をとり、漁民領民総出で、このような氷室を城下の地下に作って運び込んだのだという。それでも収容しきれず、一部は城外にも氷室を作って城内から地下道で繋げてあるのという。なにしろ全部で100頭近くいたそうだから、さぞ皆、頑張ったことだろう。


12月といえば新暦では1月。一番寒い時期だから、なんとかなったというのもあるかも知れないね。


因みに、この世界の今日は4月3日(新暦だと5月になると思う)


俺が年末に帰省の為に新幹線に乗ったのだから、転移の間におよそ5か月程季節がずれたことになる。


鯨の大量死があると地震が起きる。なんて、聞いたことあるけど、今回は地震の代わりに俺の転移があったのか?鯨の死と現代での俺の最後?が共に12月だから結びつきあるかと思ったのだが、さすがに考え過ぎか?


『寒いので、そろそろ戻りましょう』


案内人に促され、夕の待つ受付みたいなところに戻り、夕は鯨肉の代金を払って、俺達は帰路についた。

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