1592年4月25日 伊勢水軍
最近更新再開された「三田一族の意地を見よ」お読みの方いらっしゃいますか?私が確認した時は更新止まっていたので読んでいないんです。北条が主人公なようですし内容被ってたらどうしようか心配です。あちらの方が大先輩ですし・・・
雄二と甲斐姫に事情を説明し、房総留守居役を命じた。何しろ、一年弱家を空けていたんだ。暫くは房総で働いてもらおう。
さて、今回の男鹿半島行だが、当初は30名程度の少数で行こうと考えていたのだが、同行を申し出る人間が多くて驚いた。
理由は、竣工した三隻のヨットである。一隻は関船程の大きさの単胴ヨット(雷矢バリスタ1器)もう二隻は双胴艇ヨット(雷矢バリスタ5器、カルバリン砲5門)である。
さすがに我がチート鋳物師達、カルバリン砲は早くも全て青銅製の国産品だ。
言うまでもないが、僅か3か月でこれ程のヨットを製造した安房の船大工もチート職人の仲間入りである。
漕ぎ舟ほど航行に乗員は必要ないとはいえ、弾薬、警備兵、食料も積載するので、同行者は限られる。熟慮の末、以下の者達を選定した。
垪和康忠・伊勢家の外交役筆頭。
弥助・夕がいないので俺の護衛だ。
ラーニャとザワティ・子供は乳母に預け同行する。日ノ本初の旅に二人ともウキウキである。
二人の世話役4名・金髪美女は全員妊娠中のため全員クメール人
立花宗茂・誾千代夫妻・房総の暮らしにも慣れ文武両道の二人であれば何かと役に立つだろう。宗茂は千早舟の操作くらいは出来たそうで、この旅でヨット操縦も覚えたいらしい。
中山照守・中山家範の嫡男
相馬秀胤・守谷城主相馬治胤の嫡男
松田定勝・大和田城主松田康郷の嫡男
土岐頼実・万喜城主土岐頼春の弟
足利氏姫・元古河公方。古河城主。姫武者
小笠原氏長・氏姫家臣
小笠原秀政・氏姫家臣
以上18名。やはり新しい時代の息吹を感じているのか嫡男など若手が多い。他にバリスタ隊が一隻に3隊。以前は一隊5名だったが3名に縮小した。カルバリン砲砲手一隻に10名。2名で一門を担当する。
総勢47名。
これに、操舵の正木水軍の兵が一隻に付き15名。
彼らはいざという時は櫂を使って漕ぎ手の役も果たす。
合計82名という大所帯になってしまった。
航路は、印旛甫→小名浜→釜石→八戸→外ヶ浜→十三湊→能代湊→申川油田
初の航海ルートだが、安全を見越しても二週間程度で行けるのではないかとも思われる。




