表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/129

プロローグ4

プロローグ、終了です。


プロローグ3の後に起こったことです。

 正弥が、机の下に隠されていた赤いボタンを押し、意識を手放したとき、研究センター内に異変が起こったのである。


「キンキュウジタイ、ハッセイ。キンキュウジタイ、ハッセイ。」


「コレヨリ、スベテノデイリグチヲフウサシマス。」


「タダイマヨリ、スベテノケンキュウデータノショウキョヲオコナイマス。」


 輝夫は、正弥を刺した後、正弥の研究室に向かっていた、彼の研究データを奪い己がものにしようと急いでいた時、この三つの機械音声が聞こえてきたのである。


「まさか、そんな。」


 先ほど正弥が押した赤いボタンは、この研究センターに悪意を持って侵入した者を捕らえるためと研究データを守るためのトラップ発動ボタンだったのである。

 そして、このトラップ発動ボタンを押すと警視庁に危機を知らせるアラームが鳴り、発動後一時間以内に機動捜査隊とSATが派遣されるのである。



 こうして研究センターに駆け付けた機捜とSATは、センター内の廊下で身動きが取れない状態になっていた、橋谷輝夫を現行犯逮捕。その後の捜索で研究センターのガードマンをしていた七川喜一さん(70)と同センター教授の神出正弥さん(25)の遺体を発見。その後の捜査の結果、橋谷輝夫が二人を殺害し研究センターのデータを盗もうとしたと結論づけられた。

 この後、橋谷輝夫は検察に殺人と強盗未遂で送検され、裁判所に起訴され、有罪が確定し無期懲役が決まった。


 神出正弥を失った日本は、次元研究の分野で他国に後れを取っていく。再び日本がこの次元研究の分野で脚光を浴び権威を取り戻すのは、百年後の事であった。


お読みいただきありがとうございました。


月曜日から、本編です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ