第3話 迎えと入城
再度の延期をしてしまい、すみませんでした。
どうぞ、お読みください。
〔スカイテール連邦王国〕首都 〔ビスネキシ〕 城下町 とある路地
犯人の逮捕に協力した男は、その場を足早に去ると、とある宿へと入っていった。男は、受付に向かうと、この宿の主人と思われる男にこう言った。
「ただいま、マスター。鍵を取りに来たよ。」
そう言われた宿の主人は、読んでいた本を脇に置くと、椅子から立ち上がり、男が泊まっている部屋の鍵を差し出すと、こう言ってきた。
「あんちゃん、そんなええ格好しているのに何でわしの所みたいな宿に泊まってんの?」
そう聞かれた男は、こう返答した。
「いや、とある人をびっくりさせたいと思っていてね。タイミングを知るためにこの宿に泊まっているんだよ。」
それを聞いた宿の主人は、「そうかい。」と言うと、続けてこう言った。
「それが成功することを祈っているよ。」
それを聞いた男は、「ありがとう。」と言って鍵を受け取ると、泊まっている部屋へと向かったのであった。
男は、自分が泊まっている部屋につくと持っていた鍵を使ってドアを開け、中に入った。するとそこには、何故か人がいて部屋に備え付けられているテーブルに紅茶などを準備していたのであった。
それを見た男は、思わずその人物に対してこう言ったのであった。
「いや、一体、どうやったら部屋の主より先に中に入っていられるんだ。」
そう問われた紅茶の準備をしていた人物は、その言葉でクルリとその場で半回転すると、スッと背筋をのばした。
その人物は、燕尾服をきっちりと身に纏い、手には白手袋をし、目には、モノクルを付けたまさにザ・執事といった感じの壮年の男性であった。
「おかえりなさいませ、殿下。」
そういって男性は、男に対して45度に体を折り曲げて挨拶をしたのであった。それを受けた男は、いつもの習慣であったのだろ、こう返答した。
「ただいま、アルフレッド。」
それを受けたアルフレッドは、こう返答した。
「はい、紅茶の準備が、出来ておりますので、椅子におかけください。」
そう言いながら、椅子を引き、男が座れるようにしたのであった。男は、それを受けて椅子に着席すると、用意できた紅茶を一口飲んで、落ち着くと、こう言った。
「は~、おいしい。ようやく帰ってきた感じがするよ。………って、そうじゃないよ。」
男は、それを言うとテーブルの横で直立不動で立っているアルフレッドに対してこう言い募った。
「質問に答えなよ、アルフレッド。なんで俺より、先に部屋にいるんだよ。」
そう問われたアルフレッドは、さも当然であるかのように、こう返答したのであった。
「殿下専任の執事でございますから、このくらい当然でございます。」
そう返された男は、「はっ?」と言うと、こう返したのであった。
「鍵のかかっている部屋にどうやって入るんだよ。」
そう言われたアルフレッドは、さらにこう返答したのであった。
「執事でございますから。」
そう言われて男は、再度を反論を口にしようとしたが、「……は~、もういいよ。」と言うと代わりにこう聞いたのであった。
「アルフレッドが、ここに居るってことは、父上は、俺が帰ってきたことをご存じであるという事だな。」
そう聞かれてアルフレッドは、こう返答したのであった。
「はい、陛下は直ちに顔を見せろと仰せにございます。そして伝言を預かってございます。」
それを聞いた男は、少しげんなりした顔をすると、こう言った。
「父上からは、何と?」
それを受けてアルフレッドは、こう返答した。
「では、陛下の言葉の通りお伝えいたします。『隠れるならもっとうまく隠れろ、探す楽しみがないではないか。』、との事でございます。」
それを聞いた男は、こう言いながらアルフレッドにこう返答したのであった。
「相変わらずだな、父上も。……分かった、アルフレッド、用意を頼む。」
そう言われたアルフレッドは、「はっ。」と了解の意を示すと、男が着る服を準備しだしたのであった。
それから数分後、アルフレッドに手伝ってもらいながら男は、とある服に着替え、アルフレッドを伴って部屋の外に出ると、受付に行き、宿の主人にチェックアウトを申し込んだ。
宿の主人は、受付にやってきた男の着ていた服装に呆気に取られたが、商売人としての矜持により一瞬で正気に戻る、チェックアウトの手続きを行ったのであった。
男は、それを受けて鍵を店主に返すと、店主にこう言って、宿を後にしたのであった。
「泊めてくれて、ありがとう。ここはいい宿だね、マスター。」
そう言われた宿の主人は、宿を後にする男に対して、こう返したのであった。
「いつでも、またここに来てかまわないよ。」
それを聞きながら男は、宿の前に泊まっていた4頭立ての場所に乗車し、とある場所に向かったのであった。
〔スカイテール連邦王国〕首都 〔ビスネキシ〕 埠頭
僕ことエギル・フォン=パラン=ノルドは、王家専用艦「ノルドイリルストリア」が埠頭に接岸する様子を眺めていた。
この船を泊める為に何十人もの人たちが、動き回っているのであった。そんな様子を見ながら僕は、「ノルドイリルストリア」の周りに停泊している船も気になり、そちらも見ていたのであった。
するとリウム先生から、こう声をかけられた。
「エギル殿下、どうやら曾お爺様の船が停泊しているようですよ。」
それを聞いた僕は、こうリウム先生に返した。
「それじゃ、初めて曾お爺様にお会いすることが、出来るんだね。」
「はい、そうでございます。」
僕の言葉を受けリウム先生は、こう返したのであった。
それから程なくして「ノルドイリルストリア」の係留作業が終わったと艦長からの報告を聞いた僕たちは、お爺様たちに合流すべく、艦橋を離れたのであった。
そして左舷の所にある船の入り口に向かうとお爺様たちとちょうどよく合流出来、タラップがかかるのを待った。
そして港からタラップが架かると、お爺様を先頭にタラップを降りだしたのであった。そして僕もリウム戦と共にタラップを降りると、〔スカイテール連邦王国〕の政府の人たちに思われる人たちに出迎えられ、その後すぐに降ろされた場所に乗ると、これから滞在場所となる在〔スカイテール連邦王国デイ・ノルド王国大使館〕へと向かったのであった。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
活動報告にて、需要な決定をお伝えいたしますので、午後9時頃に更新される活動報告もご覧ください。




