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ポ七や田 お土産

ポレントが「ローブに関する文句はパリラに言ってねー」とか言って責任を逃れ安い古着屋に3人を先導する。


「あとでお土産も買いたいわー。旦那が信じないのよぉ、私が『異世界に行って救世主になった』って言っても。ねえポンちゃんペナントとかある?わかりやすく大きく『クウィンディア』って書いてあるようなやつ」


やす子がきょろきょろ店を覗いて土産を物色する。


そういえば異世界ファンタジーで飛ばされた主人公が異世界のお土産を家族とかに買っていくことってあんまりない気がする。

とりあえず買うだろう?海外とかでも買うんだから異世界なんていったら買いまくりだろ?



「ええええっ?!やす子さん旦那さんに言ったんですか?エレベーターから異世界に行ったって」


七瀬が本気で仰け反る。

しかし現代っ子なので身体が硬い。


「え?七瀬ちゃんはご家族に言ってないの?ダメよーちゃんと今日はどこに行ったとか何があったとか家族と会話しなくちゃーコミュニケーション不全症候群よー?」


コミュニケーション不全症候群の意味を少し間違えている。


「あ、あの…私も実は妻に話していないんです。その 話したい気もするのですがもし話したら『はああ?なに寝ぼけたこと言ってんのよ脳みそまで薄めてどうすんのよ、薄くなるのは毛髪だけにしといてよね!このアホ亭主!』…と怒鳴られる事はわかっているので。う ううっ」


田所が妻の真似をしながらそうぼやく。

そうとう恐妻家らしい。


「あらあら、田所さんも信じてもらえなさそうなんですか?じゃあ今度私が奥様に「本当に異世界で救世主やってるんですよ」って証言しましょうか?」


そしてできればウチの旦那にも言ってやってほしいわーとかやす子。


「い いいえ!大丈夫です!!そんなことして下さったら『このボケナス亭主!よその奥さんまで巻き込んで妄想を正当化させるんじゃないわよしばくぞオラぁっ』…と無傷では済まなくなりそうですから。う ううっ」


田所家のバイオレンスな家庭事情が窺える。



「私は両親が信じる信じないの問題よりも、もし私が出掛けに『ご近所のみなさんとちょっと異世界でショッカー倒してくる』とか言ったらきっとすごい動揺すると思うんで…」


大学受験勉強しすぎてノイローゼだとか幻覚作用のある白い粉を吸ったんじゃないかとか思われたら面倒ですからね と七瀬がひきつった顔で笑う。


「へー、君達家が近いんだね。今度そっちの世界のこととか聞きたいなー。あ 師匠の魔術書もっとちゃんと見れば僕達がそっちに行く方法とかもあるかもー」


そしたら案内してねーとポレント。


「まあ!そうよね、私達がこっちに来られるんだからポンちゃん達だって地球に遊びに来ればいいのよね!エレベーターに一緒に乗ればいいんじゃないのかしら?」


やす子が手をたたいてはしゃぐ。

するとその横で七瀬がニヤリとしながら


「魔法使いの異世界人…なんか一儲けできそうですね」


「な 七瀬ちゃん?」


悪代官みたいに笑う女子高生にびびる田所。


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