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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ほう、その剣の話が聞きたいのかい?

作者: すとらいふ


その剣が作られたのは人々が戦争をしている時だった。


 剣は一人の兵士に渡され、多くの敵を切り殺した。


 その兵士は終戦の間際に、一人の敵兵士に殺されてしまった。


 その剣は戦利品として、敵兵士が持ち去っていった。









 剣の次の持ち主はとある旅人だった。


 旅人はあちこちの国や街を渡り歩き、剣は山賊や凶暴な獣から旅人を守った。


 旅人はとある寒村に立ち寄った際、みすぼらしい宿に一泊した。


 旅人は宿屋の主人にその剣で切り殺され、金目の物と一緒に剣も盗まれてしまった。









 剣の次の持ち主は大きな街の商人だった。


 その商人は借金を残して死んだ男の遺品からそのみすぼらしい剣を見つけた。


 美術的価値もなく、名刀でもないその剣は商人の持つ蔵の中に仕舞われていた。


 ある日、蔵から商人の惨殺死体が発見されたが、その剣はどこにも無かった。









 そして今。その剣は美術館に展示されている。


 由来は誰も知らない。しかし、その剣が妖刀の類という噂がある。


 ある日、美術館に盗人が入った。盗まれたのはその剣のみ。


 美術館の裏口でその盗人の惨殺死体が発見されたが、その剣と凶器はまだ見つかっていない。

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