表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
飛ばされまして……  作者: コケセセセ
飛ばされてからの最初の話
9/148

交流開始


 中に入ると、40人程のクラスメイトが、俺たちを出迎えてくれた。

 好機の目を向ける人、興味無さげに見てくる人、何だ男かよと嘆く男子、普通にかっこよくない? と雑談を始める有難い女子。みんな各々のリアクションをしている。



「うるさい。それじゃあアカホシから自己紹介よろしくな」

「了解ッス! 赤ほ……えーっと、トウマ=アカホシって言います! 一応、基本属性は全部使えます! みんな宜しくな!」



 このバカ、名前はあれほど気を付けろって言ったのに、早速間違えそうになってやがる。



「っと、俺はダイゴ=キリュウです。コイツと同じで基本属性は全部使えます。よろしくお願いします」



 俺たちが挨拶を終えると、また教室がざわつき始める。大方、二人とも基本属性全部持ちとゆうのを聞いてのリアクションだろう。



「じゃあ二人は窓側の一番後ろと、廊下側の一番後ろに座ってくれ」



 とりあえず窓側確保。俺はのんびり過ごしたいんだい。冬馬に目でお前はあっちと言うと、渋々とゆう感じで廊下側の席に行った。



「それじゃあ一時限目はHRにするから、自由に過ごしてていいぞ」



 リル先生のその一言で俺と冬馬の席にクラスメイトたちが一斉に集まる。ってまてまてまて! 圧迫感スゴいよこれ!?



 どこから来たの? 基本属性全部持ちってほんと? 何でこんな時期に? どんな娘がタイプ? 彼女とかいる? 男もいける? アカホシ君とは幼馴染みとか? 等々たくさんあった。



 出身の質問と、中途半端な編入の時期に対する質問は内心かなり焦ったけど、小さい時に頭を打って記憶がない、転校の手続きが間に合わなかったと、適当なことを言って切り抜けられた。

 ちょっと変な空気になったけど、それもどうにかなったし、これからは大丈夫だろう。あとは変な質問をしてきた男子には近づかないようにしないとな。

 今は質問が大体終了して、一息ついているところだ。



「ふいぃ、質問攻めって予想以上に疲れるな」

「大丈夫?」



 不意に隣の席から声を掛けられる。クラスメイトの集りで全く見えていなかったが、そこには、藍色って言うのかな? そんな色の髪の毛を、背中辺りまで伸ばした、一見すると大和撫子を彷彿させるような美少女がいた。



「あぁ、大丈夫だよ、ありがとう。……って隣の席の人に挨拶もしてなかったな。改めてダイゴ=キリュウです。これから宜しくな」

「気にしなくていいわ、私はミーナ=フィアンマ。こちらこそよろしく」



 ミーナか、なんか浴衣とか似合いそうな女の子だな。つーかこっちに無いのかな? 是非とも着ていただきたいところ何だけど。



「つっかれたぁー!」



 冬馬の方も終わったみたいだな。俺も終わってることに気づいたのか、自席を離れてこちらに歩いてくる。



 冬馬がこっちに歩いてくるかと思ったら、数人のクラスメイトも一緒に来ている。アイツはホントに適応力いいな。



「お疲れだな冬馬。自由って本当に素晴らしいとか言いそうな顔してるぞ」

「正にその通りだぁ。こんなに解放を望んだのは生まれて初めてかもしれねぇ」

「だな。聖徳太子なんて目じゃないくらい、多数の質問聞き分けてたし」

「もぉ俺ぁ頭がパンク寸前だぁ」



 地球にいる頃からパンクしてたようなもんじゃなかったのか。



「ってぇ、そんなことはどぉでもいいんだよ。こちらの美少女さんは? 俺に紹介もしないでこのどら息子が」

「お前が親になんてなったら俺は一生神様を恨むね。この子はミーナ=フィアンマ。席が隣だったんだよ」



 そうミーナのことを紹介すると彼女は、どうもと軽く頭を下げて挨拶をした。とゆうかお前の引き連れてる三人の紹介もしてほしいんだけど……。



「ちょーっとトーマ! ウチらにも挨拶させてよぉ!」



 あ、タイミングバッチリにありがとうございます。



「あーすまんすまん。とりあえずこっちの元気な女の子が……」

「はいはーい! レイア=メティオールでーす! これからよろしくねー!」



 レイアか、つーかこれまた元気いっぱいな美少女さんだなおい。金色のポニーテールがさっきから忙しなく動いていて、目がチカチカする。……あ、金髪なのにツンデレじゃないんだ……。



「じゃあ次はオレかな。オレはノエル=カリエンテ。トウマとは趣味が合ってな。これからよろしく頼むぜ」



 冬馬と趣味が合う……あぁ、なるほど。この赤髪も変態だ。だって冬馬の趣味って俺の知る限り、変態的なものしかないし。あのバストスコープもしかりな。

 ちなみに冬馬の他の趣味は覗き、盗撮、盗み聞きと人間の底辺の三拍子がバッチリ揃ってる。ごめん、これが三拍子なのかは俺も知らない。



「それで、このちびっこいのが……」



 冬馬はそう言いながら、俺の肩くらいの身長の男の子の頭を乱暴に撫でる。音で言うならまさにガシガシッて感じかな。



「う、うわぁっ! やめろよもぉ。……えっと、ボクはレド=アルフォート。よ、よろしく」



 うーん、まさに小動物のような子だな。最早黄色に見え無くもないくらい明るめの茶髪で、例えるなら……リス? まぁリスの毛はもっと暗いか。とゆうか名前……ダメだ。あのアルフォートしか出てこない。……え? 名前大丈夫だよね? 諸事情の問題とか発動しないよね?



「っと、ダイゴ=キリュウだ。みんなよろしくな」

「俺の一番の親友だ! 俺共々良い奴だから、仲良くしてやってくれ!」



 聞いてるこっちが恥ずかしくなるような台詞を言うなよと、みんなで冬馬を笑っているうちに、HRが終了し、俺と冬馬の魔法学園初の授業が開始された。

 一時限目は歴史か……初っぱな詰んだなコリャ。まぁ聞くだけ頑張って聞いてみよう。解る気が全くもって無いけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ