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29話:激動の世界情勢

 2016年7月のイギリスのEU離脱に始まり翌年、勝つはずのなかったトランプ氏が大統領になった。オバマ前大統領の融和路線から強硬路線に転換して、アメリカンファーストと言う、孤立主義に突き進んだ。実際に就任直後のTPPからの離脱、2017年6月の地球温暖化対策・パリ協定からの離脱と時代に逆行した施策をとり続けたが株価は上昇し続けた。


 この原因は5年前から景気低迷の対策として各国が金融緩和して大量に大金を刷って市場にばらまいた緩和マネー、低金利が原因だろうと想像された。巨額の借金低金利で借りて機関投資家、ヘッジファンドなどが株を買い続けたためだろうと言われた。米国株などは株価の天井知らすの上昇だった。


 2017年7月の九州北部豪雨や8月のバルセロナでの車を使ったテロ事件と自然災害やテロが世界で多発し混沌とした時代が続いた。2017年も年末に向け、さすがに現在の景気はバブルという話も出始めたが、2018年になっても依然として株価は上昇続けた。


 しかし2018年4月に入り、ダウ指数が大きな下げのを見せ始め、-3%下落するが日が、あらわれて来た。世界中の緩和マネーが米国株に流入していたので大きな下げが起きると下げ足を速める悪循環が起きた。加えて中国の引き締め政策により中国経済の成長率が5%代に落ちるだろうと予測された。


 七郎も、米国発のバブル崩壊を恐れて投資資産を現金化したいと思った。2016年2月にピクテに預けた9900万ドルが米株の急上昇で、投資開始から約2年、2018年1月24日までに40%も上昇してきた事と、この急上昇がバブルだと感じ、換金する事にした。


 9900万ドルが13900万ドルになったのだ。その1億3900万ドルのうち、3900万ドルを円に両替して41億円を日本の七郎の口座に振り込んでもらった。

 残金29.5億円と41億円で計70.5億円となった。ピクテに残した1億ドルを現金のまま利子はつかないがおいてもらう事にした。


 この事を知った、恵子は、その金額に驚いた。こんなに持ってるんだったら、もっと豪華な結婚指輪もらうんだった。これからでも遅くないから宝石でも買ってねと笑った。わかりました必要なものは買いましょう、でも不必要で華美なものはいりませんと言った。


 「入間の里」学生寮は10億円以上の費用がかり今後も毎年数千万円の費用が必要なんだからと説得した。でも本当に驚いたわ、まるでジェームズボンド見たいというと、恵子が言うので、それなら君はボンドガール、どおりで美人な訳だと、おどけて言うと、ふざけないでよと頭をたたいた。


 この事があって、夫婦の中も、お母さんとの信頼関係も強固なものになっていった。その後2018年2月に入りSP500指数で2月5日に-2.4%、2月6日にで-5.9%と大きな下げに見舞われた。その後も七郎の予想通り2月9日に-3.4%とバブル崩壊を思わせる動きとなった。


 その後、トランプ大統領の他国から米国への不当に安い鉄鋼とアルミニウムに対するダンピング課税を鉄25%、アルミニウム10%を加えるという発表があった。これに対して中国、欧州から対抗措置が予想され貿易戦争の様相を呈してきた。


 株の世界でもバブル崩壊が心配された。こんな時、なんと七郎「64歳」と恵子「41歳」の間に赤ちゃん誕生というウルトラCがおきた。2018年の正月過ぎのある朝、朝食後、恵子が気持ち悪いと食べたものをもどした。何か悪いものでも食べたんじゃないと七郎が茶化すと怒った顔をした。


 もしかしたらと言い婦人科を受診したところ妊娠しが判明した。出産予定日は2018年9月と言われた。家から近い、けいゆう病院の婦人科にかかり、ここでの出産を決意した。恵子に仕事を辞めさせ、七郎がノートパソコンを持ち歩き「入間の里」でも必要な時に貿易の書類書いた。


 その他、いろんな仕事をしてスイスのピクテとのやりとりも全てやる事になり忙しくなった。それでも毎週、お母さんの老人ホームには顔を出した。翌週、七郎が、お母さんに恵子が妊娠したと報告した所、もう電話で直接、聞いてるわよと言い手紙を手渡しくれた。

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