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27話:父の葬儀、オープンカフェと母の痴呆

 傾向のお父さんの葬儀当日は、どんよりとした曇り空で、飯能に入ると、弱い雨がみぞれになり、寒さが一段と厳しくなった。斎場に到着すると、既に、葬儀屋さんと、斎場を手配してくれた入間の木元さんが来られており、斎場の手配のお礼を言った。


 こちらこそ世話になっているんだから、これくらいのこと当たり前だと言った。また、できるだけ力になるよと、自然に会釈してくれた。その後、控え室で待ち、午後1時から、葬儀が始まり、読経が終わり、弔辞、弔電が読み上げられ、精進落としが出て16時には終了して解散となった。


 帰り際、木元さんが、力を落とすなよと、やさしく言ってくれ、熱いものがこみ上げた。参列してくれた、山下洋一さん、三保さんにも、お礼を言った。雨、みぞれもあがったが、帰りは、八王子あたりの渋滞で、七郎が自宅に着いたのは19時過ぎになってしまった。


 風呂に入り、すぐ床に入って休んだ。恵子に、貿易帳簿の点検をお願いして、翌日、入間の学生寮に向かった。「入間の里」学生寮に着くと、料理担当の鈴木良三さんが、昨年の夏過ぎから、炊事、調理にも慣れてきて、多めに、料理を作り始め、学生達が登校し調理が、終了。


 10時から、オープンカフェを開いたんですが、入り口に10時から看板を上げて、近くの中高年の方が、来てくれるようになった。そこで、最初、1つのテープルだけだったんですが、そのうち、和食弁当と洋食ランチも始めたら、お客さんが増えて、2テーブル、3テーブルになり、繁盛してきたんですと言った。


 昨年のクリスマスは10時~午後4時まで盛況でした。 学生の食事は、しっかり作っていきますから、ここままオープンカフェを続けて良いですよねと言うので、もちろん、地元のみなさんに喜んでもらい、ついでにがっぽり稼いでくれと笑った。


その分、僕の出費が減るから助かるよと、笑いながら言った。基本的に運営は、君に任せるよと伝えておいた。不都合なこと、面倒なことがあれば、電話してくれるように言っておいた。料理担当の鈴木さんが、儲かったお金は通帳を作って入金してありますからというので、その金で良い食材を買って儲けてくれと言った。


 しかし鈴木さんが、そのお金を自分だけがもらうわけにはいかないと言った。七郎がわかった、年末のボーナスとして、職員に分配しようと提案した。料理長の鈴木さんも、そうしましょう、そうすれば、ここで働くみんなも喜ぶでしょうと言った。


 七郎が預金通帳を見ると、鈴木良三さんからオープンカフェの売上35万円も入金されていたので、今年の12月にボーナスとして支給しようと考えた。もし今後、売上が落ちても七郎のポケットマネーでボーナスを出そうと決心した。


 今年はインフルエンザが流行して困ったと、鈴木さんが話していたので、彼が買い物に行った時についでに外来者用の消毒用アルコール、大入りのマスク箱、殺菌力の強い泡状石けん、うがい液を買ってきた。


そして水飲み場や手洗い場におくように指示した。七郎が家に帰り恵子にお母さんの容態を聞くと少しずつ回復しているが痴呆症状があるので老人施設に入れた方が良いと先生が話したと言った。症状が悪くなると介護のため、家族の方が通常の生活ができなくなる心配があると言うのだ。


 介護疲れで介護している家族も疲れて駄目になるケースを多く見ているので忠告するんだと話してくれた。七郎は、数日後、病院に行った時、お母さんの診療後に先生に詳しく聞くと痴呆症状がある患者も受け入れてくれる施設があると言った。


 できたらストレスの多い都会でなくて自然豊かな田舎の方がお母さんのためにも良いと提案してくれた。そこで七郎が入間の方で仕事していると言うと東松山、森林公園、飯能、そう言う自然の多い所が良いと言った。わかりました探してみますと答えた。先生が決まり次第、退院の手続きを取ることにすると言ってくれた。


 木元さんに電話を入れると、ここから車で20分程度の所で痴呆老人も入れる老人ホームですね調べておきますと、言ってくれた。翌週「入間の里」学生寮に行き、木元さんに電話を入れると、入間と飯能と狭山に3ヶ所あると教えてくれた。午後1時から、その3ヶ所を案内するよと言うのでお願いした。

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