18話:福祉活動の芽生え
三保さんが、社会福祉とは、具体的に、どんな事ですかと聞いた。すると、七郎が、貧困のシングルマザーの子供を預かり、働き易くして上げる事、金銭的に恵まれない学生のための寮、高齢者の集会場を考えていると答えた。すると三保さんが3つの事を1人でやるんですか?
パートナーや共同事業者はいないのですかと聞いた。1人ですと言うと笑いながら、はっきり言って無茶。多分できないし、あなた自身が参ってしまいますよと言った。失礼ながら福祉関係の仕事の経験ないんでょうと言った。ええ、ないですと、答えると、それなら、なおのこと、無理です。
失礼な言い方かも知れませんが、お金持ちの慈善事業ごっこだったら悪い事は言わないから、やめた方がいいと真剣な顔で言った。それを聞き、七郎は驚いた。三保さんが、七郎に一番やりたい事は何ですかと聞いた。苦学生のための寮ですと言うと、それだけなら可能ですと言った。
シングルマザーは女性であり個性が、強い人が多いし、第一、子供を預かって何かあった時の責任はどうするんですか?高齢者の集会場なんて彼らの手で勝手に探しますよと笑った。三保さんが、お金持ちの慈善事業なら悪い事は言わないから、やめた方が良いと語った。
その後、七郎が自分が、6歳の時に家族全員が飛行機事故で亡くなった事を話した。その時の焦燥感、1人で食べていけないと言う不安などを話した所、三保さんが、そんな辛い経験をなさったんですか、知らないで言い過ぎましたと言った。三保さんが、恵まれない学生の寮を作り食事を提供してあげたらどうですかと述べた。
苦学生には同じビルで家庭教師または塾の講師をして自分で稼ぐ道も開いて上げたらと良い言った。つまり苦学生のための寮と食事提供の2つなら実現可能だと思いますよと言ってくれた。三保さんが、そう言う点では、ここ入間は、コストコに近くて地価の安く都心まで1時間以内で行け便利と言った。
埼玉県入間市なんてどうですかと聞くと、快速で池袋まで43分、山手線の駅まで1時間で便利だと言った。三保さんが、価格の安い大型スーパーやコストコが近くにあり地価の安く都心まで1時間以内のエリアですねと言い奨めてくれた。それに対して、七郎は良さそうですね言った。
土地建物でどの位しますかとたずねた。土地323坪、建物1130坪「33m*33m」で、社会福祉と言う事で役所の市街化調整区域での建築許可を取れれば坪8万円で土地代で3千万円。建物1130坪で12億円。室内水回り、エレベーターで7千万円、約13億万円位かなと言った。
三保さんが、こういう福祉施設は珍しいから施設が動き出したらマスコミや建設業界に発表して取材しないかと言っても面白いかもねと言った。また、多くの業界に話して協賛依頼したらどうですかと提言してくれた。
具体的には、勉強机・椅子、ベッド、パソコン、ガスレンジ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、食器、文房具、トイレ、自動車と交渉して、宣伝になるから、無料で提供してもらうなんてアイディも良いのじゃないかと思うと述べた。
夢と想像ばかりでは、駄目なので実際に三保さんが、うちで建設を任せてくれるという条件で詳細を詰めてきますと言い、それでいかがですかと聞いた。七郎が、それでお願いしますと言った。その後、途中経過を写真入りのメールで逐次、送ってくれた。
入間市の市役所で相談した結果、市でも協力してくれると言ってくれ、地元の大きな農家で、いろんな仕事をしている木元一郎さんを紹介してくれ、道に面した農地を提供しても良いと言ってくれた、土地の広さは、350坪で、十分な広さであり、畑だった場所なので整地もしやすいと報告してくれた。
入間駅、武蔵藤沢駅、三井アウトレットパーク、コストコまで車で5-10分、自転車でも15分の所で便利。電気、都市ガス、水道の引き込み費用が4百万円、地盤改良、アスファルト、外構工事で6千万円、全部で6400万円で建てられる。
KG建設の三保さんが、この土地は日当たりも水はけも良い。そこで、ここにしましょうと言った。そこで、お礼、挨拶かたがた入間の木元一郎さんと、紹介してくれた市役所の関係者に挨拶に出かける事にした。




