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17話:与えられた人生?何か、せねば!

 つまり、与えられた人生であり自分の足で切り開いたとはいえない事に気づいて、七郎は数日間は呆然とした。自分の手で何かしたい。何かしなければいけない、そうでなければ生きている意味がどこにあるのだと悩みはじめた。数日後、いつもの様に運動のため散歩をしていた時、とある寺の前で足を止めた。


 入り口に、毎週日曜日、無料座禅教室を開催してますので、お気軽にご参加下さいと書いてあった。これだと思い、寺の座禅教室に入会した。翌週の日曜、最初の座禅に参加した。日頃、座る生活をしていないので、うまく座禅が組めない。


 見かねて、お坊さんが、座布団を持ってきて、何とか座禅を開始できた。座禅し始めてすぐ、頭の中から何かが抜けていく様な不思議な感じがした。しかし嫌な感じと言うよりも、爽快感さえ感じた。座禅終了後、お坊さんが、座禅の第一歩は雑念を捨て、無の境地を感じることですと教えてくれた。


 静かな感じ、爽快な感じを体感して下さいと言った。その後、参加者から、いろんな質問とお坊さんからの話があり1時間ほどで終了した。七郎は、座禅は苦しかったり、痛かったりするんだろうなと予想していたが、反対に爽快感を感じ、何か奥深ささえ感じた。


 その後、毎週、座禅に通い、3ヶ月後には、お坊さんの言う「無我の境地」を、ぼんやりとだが、感じることができるようになっていた。そして、日頃の悩み自分は一体何をしてきたんだろう今後何をしていったら良いんだろうかという質問をした。


 それに対し与えられた人生を過ごしてきたと思うおもうなら、今度は人に与える人生をすべきである。その方法は、自分自身で考えなさいと言われた。新聞で、東日本大震災で親をなくした子供の数1698人と言う記事を見て、木下七郎は、心が痛んだ。


 自分も飛行機事故で一瞬にして家族4人をなくしたことが思い出され東北大震災で親を亡くした孤児達を自分の稼いできた、お金で助けようと思いついた。ロスチャイルド時代に知り合いになった芸能人のチャリティー・ショーなどを年に4回企画し収益金を全部、東北大震災の孤児のために送った。


2012年の年末、金価格が急上昇した2008年、金地金3000キロを持っていたので売ろうと考えた。そしてグラム5000円を越えそうな勢いだったので金地金を3000キロを全部売却して150億円を得た。その時の総資産が154億円1840万円となった。


 この時点で2013年七郎基金に10億円寄付したので約144億円となり1人では使い切れない。その金を上手に使う方法を考え始めた。この頃から老人の生活保護者増加、子供の保育園、幼稚園不足、子供の貧困、シングルマザーの貧困と、その子供の教育の機会が奪われるという事が、社会問題化してきた。


 そこで、七郎は自分のお金で、大きなビルを建てて、1階を保育施設と調理室にして2-4階を小学生、中学生、高校生の学習室にして5階をお金は、ないが元気なお年寄りの集会場にしようと考え始めた。そのため、東北大震災の募金活動から一旦、身を引いた。


 早速、七郎の父ので友人の山下真一さんの息子さんの山下洋一さんを思い出し、相談にのってもらった。話を始めて十分の資産ができたので金銭的に恵まれないシングルマザー、学生、高齢者を助ける社会福祉をしたいと打ち明けた。


 そこで関東で都心まで1時間以内の所に5階建てのビルを建てたいと思っているんだが、土地、建物に詳しい人を紹介して欲しいとお願いした。すると山下洋一さんもが、三保太郎と言う学生時代の友人が三井住友建設でマンションなどの施設をつくっているので、紹介してくれると言ってくれた。


 彼と連絡して、都合の良い日時と場所が決まったら、七郎に電話してくれることを約束してくれた。数日後の電話で来週の火曜日に、池袋駅近くの喫茶店で、午後5時に会うことになった。大きな喫茶店で、隅の方に山下洋一さんがこっちと合図してくれた。


 七郎が七郎商会の名刺を渡し、三保さんが三井住友建設、建設1課、課長の名刺をくれた。三保さんが、関東一円で、マンション、事業用のビルを建設していますと言った。そこで、七郎が、社会福祉的な目的で5階建てのビルを都心から電車で1時間以内の場所を考えていると伝えた。

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