表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファミリアエッセンス  作者: 玄亀
81/211

81ページ目 調査報告

大陸魔王(ヴァイアス)メイド(冥土)】クロ 調査報告書


【メイド】クロに関する調査報告。

料理・家事・洗濯と家庭的なスキルは全て取り揃えており、仮に貴族へ仕えたとしても問題無く作業をこなせるレベルである。

主人や同居する者たちの予定・状態を正確に把握し、ストレス無く生活できるように気を配っている。

【メイド】としての仕事の多くに魔法を流用しており、今までに見た事も聞いた事も無い使い方を多数行っている。

料理も栄養バランスや健康を第一に考え各々の苦手な食材も難なく食べられるように調理を行う。

現在私はクロの元に付き、料理の修行中である。



クロの戦闘能力は分かっている時点で以下の通りである。

戦闘スタイル:サポート型

使用魔法:初級

使用属性:水

使用武器:ナイフ・ソード等


現在分かっているクロの戦闘スタイルは上記の通りサポート型である。

パーティー後方より回復・支援魔法を使い、余裕があるようならば初級魔法にて攻撃し、相手の注意を逸らすなどの戦法を取る。

武器の扱いに関してはそれなりに使い込んでいるらしく、接近してきた魔物(デモン)を一刀で倒すこともある為、注意が必要かと思われる。

体術も相当できると思わせる動きをすることもあり、油断が出来ない。


使用する魔法は基本は水の初級魔法であるが、■■■■の■■■■と■■■■の■■■■により■属性使用可能なようである。

また、■■■■は他の者には見ない使い方をしており、異常な性能を見せている。

発動の原理を訳の分からない呪文のような言葉で説明するので呪文の意味を理解できれば我々でも使用は可能であると思われる。

上記で分かる様に、魔法の分野に秀で、寮生たちに講義する場面すら見られる為その知識は侮れないものがある。


行動の基準について

基本的には寮のお嬢様方の為に行動しているので、シャンタル様に危害が及ぶようなことはまずありえない。

例外として、主である【■■■■】への攻撃に対しては過剰に反応し普段から豹変して攻撃的なモノとなる。

動きも豹変し、容赦なく弱点を突き沈めるが対象が街のチンピラだったので、あまり参考にならないかもしれない。

【■■■■】を大切と言っているにも関わらず、よく1人で街へ買い物に行く姿も見られ、周りも何も言わないことから以前より頻繁に単独行動をしていたと思われる。

また、1人で出た後に尋ねると食材の買い出しが殆どの為、不足分の買い足しと思われる。


本調査の最大の目的である友誼についてだが、普通に呼び合える仲にはなっている為少しは進んでいると思われる。

国王様の友誼を計るという考えには感嘆の思いである。

■■■■が数回、■■■■が数回と短い期間に寮を訪れている。

会話の内容は殆どが■■■■と■■■■であり、特に■■■■に関してはクロに頼りきりである。

それでいいのかと本人に確認を取ったところ、「代わりにやってみますか?」と即座に言われ、私も■■■■に関してはクロに任せてしまって良いと判断している。


総評:現在【メイド】クロはコスカートと強い結びつきがある為、討伐は見送るべきにあると考える。


重要:この報告書は学園長である【カリン・ビアード・セルグリンド】が検査している為、一部読めなくなる可能性があることをお詫びします。


コーラル・ジェシカ




クロード・プロルクス・ジラール視点


ううむ・・・。

偵察に出したコーラルの報告書を呼んだのだが、ハッキリ言って役に立たない。

俺たちが知りたい戦力・戦術・編成、弱点、戦闘の履歴などが一切載っていないのだ。

コレはコーラルが意図的に避けたものなのか、そこまで探り出せていないのか。

いずれにしても、調査不足としか言いようがない。

というかパッと読んだ限り優秀なメイドです。

そんな感想しか出ない。


料理が上手→誕生祭に出席したので知ってる

■■■■の他に見ない使い方→リッターとの戦いをじかに見たのである程度予想が付く

豹変→リッターの(ry

重要人物との密会→普通に考えて国王クラスの人間


結論。全部知っている。真新しい情報が何もない。

この伏字も読み解かれてもいいや程度のものだ。

まあ、いい。

調査を始めてまだそんなに時間は立っていない、直ぐに情報が出そろうとも思っていない。

では、次に娘の報告書を見るか・・・。



クロに関する調査報告

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■が■■■■■■■■で■■■■です。

■■■■は■■■■■■■■■■■■■■■なのに■■■■■■■■です。

■■■■■■■■だけれども■■■■■■■■なので凄い!

お城にも■■■■■■■■で、■■■■■■■■いる。

■■■■にも知り合いがいるようで、■■■■■■■■■■■■などでよく見かける。

更に───────

───────

───

クロも含めて寮の皆ともかなり仲良くなれたよ!

あと、何か付いてくらしいよ?

シャンタル・ルーウ・ジラール




・・・・ほとんど伏字だった・・・。

コーラルよりも核心的な事を書いている為か、ほとんど読むこともできなかった。

これならば、届かない方がましなくらいだった。

家臣たちもこの報告書を見てため息をついている。

結局、何もわからずじまいだった。

「しかし、国王様。友誼を計れたと言っておりますが、どの程度なのでしょうな?普通に話すことが出来るようになっただけならば、進展有とは言えませんぞ?」

「そうですな、姫には難し過ぎたのではないですか?ここは私の息子を送り込んでみてはいかがでしょう?報告書の内容通りなら初級魔法しか使えん者など、中級以上を扱える私の息子の敵ではない!」

「貴様!抜け駆けは許さんぞ!!!」


会議はこんな感じだ。

皆、己の功を焦りすぎている。もう少し考えなければ。

普通に考えてあの【鎧】を単騎で下したのだから、1人で勝とうなどとバカな考えだと思わないのか?

いや、冷静に考えている者もいる。

娘の報告書の内容を少しでも読み解こうと考えているようだ。

が、ここまで伏せられていてはまず無理だろう。

とりあえずは、何か友誼を計れた証拠でも示してもらわない事には周りの家臣たちのおしゃべりも止まらないだろう・・・。




クロ視点


「と、言うようなことがあったらしいですよ、シャル様」

私達は今、シャドウ・アサシンが持ち帰った報告書確認中の一場面の説明を聞いていました。

コーラルさんはともかく、シャル様。

ほぼ全て伏字って・・・・。

「何書いたのですか?」

「何って、大精霊様の事と私が【月属性】の魔法を使えるようになったこととクロが何か色々凄い事ね」

もう聞いているだけで極秘ワード満載ですね。

「しかし、シャル様。周りはいつもあんな感じなのですか?」

「大臣たち?そうよ。私は失敗作扱いね」

「よくも姫様を・・・。アイツラ・・・」

「お、落ち着いてコリーン!」

私も大概ですけれど、コリーンさんも結構変わりますね。

「それで、友誼を示せるもの。ですか・・・」

「「うむむむむ・・・・・」」

友誼を示すって言っても何をすれば示したことになるんですかね?


向こう(地球)ですと、カメラの前で仲良く握手ですか?

我々は手を取り合い共に繁栄していくであろう的な声明文ですか?

「会いに行ってみますか・・・」

「え?」

「ですから、シャル様のお父様に会いに行ってみますか」

「え?良いの!?私は嬉しいけど」

「ただし、少し前準備をば。皆さんに集まってもらって了承が得られれば実行しましょう」

コレ(訪問)を隠れ蓑に異世界で初めての旅行を楽しみましょう。

クロ、初めての国外旅行へ!

企ての連絡が来て苦労するのは国王様。


無理のない程度に面倒事を放り込むのがクロのお仕事です。


虫食い部分は適当です。

何をどう頑張っても解読不可です。

そのはずなのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ