11ページ目 魔導書、登録完了
リーズの可哀そうな願望が暴露された。
うん、いいよ。魔王とか勇者とかの中二病、そっちの方が盛り上がるもんね。
こういうファンタジーな世界に来たんだ、どうせならどっぷり中二系のスキルとかある方が楽そうだ。
しかし参った、ユニークスキルがあるのは嬉しいが効果が不明。
普通ならスキルの効果等も記載されているらしい。しかしこのスキルには無し、まさかの外れスキル??
直ぐに使って確認しようと思ったけれど、登録がまだなので使用できないとのこと。
確認の為にも、さっさと残りも決めますか。
ステータスはAGI極振りにしよう。
錬金術師でMP・INTは上がりそうだし、盗賊はAGI・DEXが上がりそうだ。
HP・STR・VITは上がりそうにないけれど、錬金術で高防御装備作れば何とかHP・VITはカバーできそう、STRは手数でカバーだ。
属性も水属性を取って、回復・バフ・デバフ寄りにしていけば、まあ、補助もある程度大丈夫だろう。
後は特殊スキルかー。専門系なんだよなー。取り方分からないしなー。
「特殊スキルはどうやって取るんですか?」
「各分野を極めていけばできますよ」
めんど!!
そんなことしている間に死んでしまいそうだ。
「もしくは魔導書登録時に限りお一つ選べますが・・・」
「ソシャゲかよ?!」
「ソシャゲ?」
「あ、気にしないでください。異世界の言葉です」
特殊スキルを選べるなら、出来るだけチートに近いスキルを選ばない手は無いな。
で、その特殊スキル欄
【 】
何も表示されないんですけどー????
「あの、何も見えないんですが」
「欲しいスキルを思いながらページを捲ってみてください。書いてあるはずです、捲れますか?」
捲るということはタップでいいんだろう。
補助系スキル一覧と思いながら
タップ
ズラーーー
・・・・
・・・
・・
・
めっちゃ表示された。
専門的なスキルが多いだけあって説明欄も半分以上意味不明だった。
もう、教育・戦闘・介護・料理・会計等々漠然と補助という項目で探したので、数がおかしなことになっている。
そのほとんどの項目にも更にツリーが作られ事細かに分かれていっている。
これも補正か・・・
これは多分、補正が悪い方に出てしまっている。
それに、どの補助スキルを取ってもちゃんと使いこなせない。
ゲームと同じだ。スキルを取っても使うタイミングや使い方がダメなら取らない方が良いだろう。
ちゃんとした知識があって初めてスキルは生かされるのだから。
知識と言えば、この世界の事も全く分からない。事ある毎に周りに聞いていくのでも解決は出来るだろうが手間だ。いっそのこと図書館の様にこの世界の知識がたくさん集まったヘルプでも存在しないものか
あ、何かスキル欄が更新された。
あ~、ヘルプ欲しいとか思ったしなー。
【図書館】
まんまだな。
説明欄にはこの世界のあらゆる知識・情報を検索・閲覧できるとある。
あ、何かの小説で似たようなスキルをもった主人公がいたような・・・
でも、これなら補助専門のスキルと違ってどんな状態にでも補助として対応できそうだな。
欲を言えば内容の適応までできれば最高なんだが・・・・ワクワク・・・
・・・・
・・・
・・
・
チッ、変化なしか。
しかし、これでも十分に使えるだろう。
「全部選べたし、よし。決定っと」
ようやく魔導書の登録が完了した。
何かを得る為には何かを失う必要があるとはよく言ったものだ。
魔導書の力を得る為に失ったモノは大きかった。
主にリーズが
マスターとしての威厳を殆ど失ったようだ、今も床に跪いている。
俺は中二大好きだから気にしないよ。本人はどうか知らんがな。
「むが~~~!!」
あ、復活した。強い娘だね。
「それで、クロあなたはどんなクラスとスキル取ったの?」
「ステータスはAGI極振り、クラスはメインに盗賊・サブに錬金術師、属性は水。特殊スキルは図書館、ユニークはリーズの願・・・グフ!!」
「余計な事は言わないでいいのよ!
で?何でそんな訳の分からない状態になったの?怒らないから言ってみなさい」




