2明の説得
2.明の説得
俺に明が説得できるのか?
でもこのままじゃ、だめだ
「待ってくれ!明!」
「何?」
「お前大樹と何があったんだ」
「その話はしない」
「教えてくれよ」
「連には関係ないだろ!」
「関係なくなんかない!約束してくれただろ9年前のことについて一緒に調べるって!」
「確かに約束した、だけど大樹を誘うなら僕は何もしないただの人員集めに過ぎないだろ、それなら、僕じゃなくてほかの人に頼めばいいじゃないか!」
「確かに人手はいる。だがただの人員集めじゃない!俺とお前は、いや俺達は親友だろ?何があったんだ?」
-公園ベンチ-
「僕と、大樹はさ、二人でバスケ部に入るつもりだったんだ、」
そういえば二人はよくバスケをしていた
「だけど、大樹は途中からオカルトに夢中になって、だから、他の奴らに大樹と中がいいのかって聞かれたときに、つい、あんな根暗やろーと仲がいいわけないって、言ったんだ」
涙をこらえて明が言う
「そんなことが、でもそれは、大樹にひどいことを言ってっていう明の思い込みだろ?お前と大樹はいや、お前と大樹だけじゃない、俺や優華だって親友だろ!そんなことで大樹はお前との関係を断ち切るようなひどいやつなのかよ!」
「ちがう、大樹はそんなやつじゃないことなんて、一番わかってる!でも、それでも負い目があって」
「なら大樹のところに行こーぜ!それで大樹に謝って全部終わりだ!」
「そう、だよな、謝らなきゃ、大樹に今までのこと全部!」
-SELECT CLEAR -