明と優華の決意
「それで?お前らどういう関係?」
「だから朝あったばかりで」
「嘘はよくないかよ?」
「嘘は良くないぜ?」
ハモった
「嘘じゃねーって」
俺達は朝から何度目かになるかわからない
会話をしていた
俺達というのは、俺の親友にして幼馴染の二人
神谷 明と、水谷 優華
「いや朝あったばかりにしては仲良すぎじゃない?」
「そうだよねー朝あったばかりなのに休み時間もずっと二人で喋ってるしねー」
「いや…あれは…」
「あれはなに?」
言おうとして俺は少し留まった
このまま言ってしまえばどうなる?
もしかしてあいつらも巻き込むことになるんじゃ
でも下手に嘘をついてあしらえるとも思えない
それならば、、言うしかないよな
「今から話すこと真剣に聞いてほしい」
「お、おうわかった」
「うん」
「よし。んじゃあ俺が陽菜乃と出会ったとこらから教える」
俺は二人にすべてのことを話した
夢に出てきたこと、朝協力してくれと言われたこと、しょうがなく引き受けたこと、学校に来てみれば転校生として居たこと。
それを聞いた二人は
『そんな話あるんだ』
『 そんな話があるのか 』
ハモった
「な?しんじられないはなしだろ?」
俺がそう言うと二人ともキョトンとして
『ホントの話でしょ?』
「信じてくれるのか?」
「あたりまえじゃん?」
「そうそう私達親友でしよ? 」
「信じてくれてありがとよ」
「どういたしまして、、、というよりさ
俺達もその捜査に協力させくれないか?」
「え??」
いや、優華は言うと思った言葉だが、、
めんどくさいのが嫌いな明にしては珍しい言葉だった。
「いや、きけんかもしれないんだぞ?」
「危険ならお前を葉山さんと二人じゃ人手がたりないんじゃないか?」
「明が言うのは意外だったけど、私も協力したい!」
「おまえら、、手を貸してくれるのか?」
『あたりまでしょ?』
少し感動した、
『だって面白そう!』
おい!俺の感動を返せよお前らの真意はそっちかよ!
そこで明が
「さらに葉山さんと仲良くなるチャンス」
あ~ぞくにいう一目惚れってやつですか
次の日
「ねぇ、協力してくれるってほんとなの?」
「あぁこの二人が協力したいってな」
「ぜひ俺達にも協力させてくれ」
「えと、そのー、あ、ありがと、、」
なんでこの二人にはそんな態度なんだよ
俺とあったときは最初から
エラソーに話してきたくせに
そんな感じでやはり俺の日常は消えてしまったらしい、、、